体臭

2016/12/21

加齢臭とは異なるニオイ、30代半ばから発生するミドル脂臭とは?

加齢臭とは異なるニオイ、30代半ばから発生するミドル脂臭とは?

中年男性のニオイといえば加齢臭を思い浮かべますが、最近注目されているのがミドル脂臭です。ミドル脂臭は加齢臭よりも強烈なニオイを発するもので、適切に対策しないと同僚や家族に嫌われる原因となってしまいます。ここではミドル脂臭の原因について分析するとともに、その対策について紹介します。

ミドル脂臭とは?

ミドル脂臭とは、中年男性の発する油のような体臭のことです。ミドル脂臭は化粧品メーカーのマンダムが2013年に新しい不快なニオイとして発表しました。マンダムは中年男性の頭部周辺に、加齢臭とは異なる原理で発生する強烈なニオイを確認し、そのニオイをミドル脂臭と名付けたのです。

中年期を迎えた男性からは加齢にともなう独特のニオイが発生することが知られており、その臭いは加齢臭と呼ばれていました。しかし、ミドル脂臭とは加齢臭とは異なるものです。

ミドル脂臭のニオイは加齢臭の1.5倍から2倍ほど強烈で臭うものです。加齢臭よりもニオイが広がりやすく、その広がるスピードは加齢臭の100倍に達する説もあります。ニオイの強さは、口臭の1.4倍、足臭の1.5倍ほどに達しており、とにかくそのニオイの強さに特徴があります。

ミドル脂臭は、使い古した油のようなニオイがします。人によっては古いロウソクのようなニオイと感じたり、汗と油が混ざったようなニオイに感じられる場合もあります。

ミドル脂臭は頭皮から発生するもので、頭頂部から後頭部、うなじにかけて広がります。頭部全体が臭う原因となるのが、ミドル脂臭です。

ミドル脂臭の原因

ミドル脂臭の原因はジアセチルという成分です。ジアセチルは汗の中の乳酸が、皮膚に存在する常在細菌によって分解されることによって発生するものです。

髪の毛が生える毛穴は皮脂腺とつながっており、毛穴から皮脂が絶えず分泌されています。この皮脂をエサとするのが常在細菌で、常在細菌は皮脂を分解して中鎖脂肪酸という物質を排出します。この中鎖脂肪酸そのものは強く臭いません。

ジアセチルと中鎖脂肪酸が混ざりあってしまうと、ジアセチルの不快なニオイが強化されてしまい、ミドル脂臭が発生してしまいます。このようにミドル脂臭は、乳酸と汗が分解されることによって生み出されてしまうのです。

ミドル脂臭を発しやすいのはどんな人?

ミドル脂臭はその名前の通り、30代中盤から50代中盤の中年男性に多く発生します。中年男性は青年期に比べると新陳代謝の機能が衰えています。皮脂や汗をかきやすい体質になっており、ミドル脂臭を生み出しやすいのです。

中年男性の中でも生活習慣が乱れている人は、ミドル脂臭になりやすくなっています。食生活が乱れ脂質の多い食事を好んだり、インスタント食品を頻繁に食べている人は注意が必要です。体を動かす習慣がない人や、ストレスを抱えていたり、睡眠不足で生活のリズムが乱れている人も、ミドル脂臭になりやすい傾向があります。

ミドル脂臭と加齢臭の違い

ミドル脂臭と加齢臭は共に中年男性に発生するものですが、そもそも原因となる成分から違います。ミドル脂臭はジアセチルが原因であるのに対し、加齢臭はノネナールという成分が原因です。

・加齢臭

50代半ば以降から発生する 枯れ草のようなニオイ 胸や背中などの上半身が臭う ノネナールが原因

・ミドル脂臭

30代の半ばから発生する 古い油のようなニオイ 頭部周辺が臭う ジアセチルが原因

ニオイの強度についても、ミドル脂臭のほうが加齢臭よりも強く、ニオイが届く範囲も広いです。このように、ニオイの不快さにおいてミドル脂臭は加齢臭を上回っており、加齢臭よりも厄介なニオイと言えるのです。

ミドル脂臭を出さないないためにできること

ミドル脂臭を発生させないためには、頭部の汗と皮脂に対する十分な対策が必要です。

頭皮の汗と皮脂を十分に洗い流すためには、シャンプー選びが重要です。ジアセチル対策成分が入っているシャンプーを使い、皮脂をしっかりと洗い流しましょう。

シャンプーの仕方も大切です。頭皮を指で洗う意識をもって、指の腹を使って小刻みに頭皮全体をマッサージするように洗っていきます。シャンプーの泡立ちが悪い時は、2回洗うといいでしょう。

ミドル脂臭を予防するためには生活習慣の改善も必要です。不規則な生活を送ってストレスが溜まると乳酸が発生しやすくなります。乳酸が頭皮に表れるとジアセチルが発生するので、定期的に体を動かしストレスを発散しましょう。お風呂やサウナに入って汗をかき、体の新陳代謝を高めることも乳酸の防止に役立ちます。

食生活にも気を配りましょう。脂分の多い食事を取っていると皮脂が発生しやすくなります。なるべく脂分の多い食事は避け、新鮮な野菜を多く食べるように心がけると皮脂の発生を抑制できます。

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