健康

2014/11/23

オリーブオイルでコレステロール値が下がるって本当?

オリーブオイルでコレステロール値が下がるって本当?

欧米ではオリーブオイルの摂取によって心疾患のリスクが軽減したといった調査結果もあるようです。今回の相談はオリーブオイルとコレステロール値の減少についてですが、果たして本当に効果はあるのでしょうか。

40代男性からの相談:「オリーブオイルでコレステロール値が下がるって本当?」

オリーブオイルがLDLコレステロール値を下げる効果があると聞きました。今まで使っていた油をオリーブオイルに変えようかと思うのですが、本当に効果はあるでしょうか?価格は高いですが、これだけのことでコレステロール値が下がるなら変えても良いかなと思っています。

オリーブオイルに含まれる「オレイン酸」が健康リスクを抑止

オリーブオイルに変えるだけで、すぐにコレステロール値を下げるのは無理なようですが、オリーブオイルに含まれる「オレイン酸」は様々な生活習慣病を予防してくれるようです。

オイルを変えたからといってすぐに効果があるわけではありませんが、長い目でみると、オイルを変える必要はあります。しかし、せっかくオイルを変えても、バターや、バターを多く使ったパンや洋菓子、肉の脂身、スナック菓子など高脂肪のものや、動物性脂肪を多く摂っていては効果はありません。(看護師)
オリーブオイルには一般的な植物油に比べオレイン酸の含有量がとても多いのが特徴です。オレイン酸は不飽和脂肪といわれる脂肪酸のことですが、ヒトの体内で活性酵素と結びつき、過酸化脂肪を作りにくいため、動脈硬化、高血圧、心疾患などの生活習慣病を予防、改善すると言われています。また、抗酸化物のポリフェノールも多く含まれているので、一般的な植物油をオリーブ油に変える健康法も良いと思います。(看護師)

オイルだけでなく、普段の食生活や、適度な運動を併用すれば、より効果的。

オイルを変えるだけでなく、バランスの良い食事や適度な運動など、普段の生活を見直すことで、より効果が見込めるようです。

大豆製品やタウリンを含むあさりや帆立、DHAを含む魚類、繊維質を含む野菜や果物なども摂るようにしましょう。黒酢やリンゴ酢もコレステロール値を下げると言われていますが、酢は酸性のため、食道や胃の粘膜を傷つけることがありますから、摂り過ぎには注意してください。赤ワインやカカオ、ブルーベリーやブドウの皮に含まれるポリフェノールも効果があると言われています。高脂肪、動物性脂肪を控え、なんでもバランスよく食べることが必要です。(看護師)
軽いジョギングや散歩など、持続してできる運動も、肥満を防ぎ、コレステロール値を下げるのに効果があります。オイルを変えるだけでなく、他のことも併用されれば、より効果的です。(看護師)
脂質や糖質など、食生活にも目を向けた健康づくりをなさると、より効果的であると思います。(看護師)

オリーブオイルについて、アメリカの食品医薬品局(FDA)は「1日の摂取エネルギーを維持し、大さじ2杯(23g)の飽和脂肪酸をオリーブオイル由来の一価不飽和脂肪酸に置き換えることは、心疾患のリスクを低減するかも知れない」という限定的な表示を許可しているそうですので、やはり、長い目で見れば効果はあるのかもしれませんね。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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