陰茎

2016/11/28

亀頭包皮炎はセックスで感染する!? 正しい知識をもって予防しよう!

亀頭包皮炎はセックスで感染する!? 正しい知識をもって予防しよう!

亀頭包皮炎はペニスが炎症を起こす男性特有の病気です。細菌やカンジダ菌を原因に発症することが多く、薬によって治療が行われます。亀頭包皮炎を予防するためには、患部を清潔に保つことが求められます。

亀頭包皮炎の症状

亀頭包皮炎は、ペニスの亀頭部分から包皮にかけて炎症を引き起こす病気です。
ペニス周辺部で細菌や真菌が増殖することで亀頭包皮炎は発症しますが、細菌や真菌に感染してもすぐには症状は表れません。
症状が表に現れるまでには1日~7日ほどの潜伏期間があり、潜伏期間を経て徐々に症状が現れ始めます。

具体的な症状は、細菌を原因とする場合と真菌を原因とする場合に分かれています。
細菌性の亀頭包皮炎になると、亀頭が赤く腫れてゆき、症状が悪化するに従いただれ始めます。
痛みとともにかゆさを感じ、赤い発疹も現れてきます。
膿がでてきたり、水ぶくれのように膨れる場合もあります。

真菌性の亀頭包皮炎になると、亀頭が赤くなってかゆくなります。
白色の湿った垢が亀頭周辺に溜まるようになり、乾いた薄皮のようなものも亀頭周辺部から出てくるようになります。

亀頭包皮炎は症状が軽い場合では、治療をうけなくても自然回復する場合があります。
しかし、症状が重くなったり何度も再発させてしまうと、亀頭を覆う包皮が固くなることで尿道が狭くなってしまいます。

尿道が狭くなると排尿が困難になるため、尿道を開通させる外科手術が必要になるのです。
亀頭包皮炎を放置していると、最悪の場合にはペニスのがんである陰茎がんになる可能性も生じます。
そこで、亀頭包皮炎の症状が現れたら、放置することなく医療機関を受診することが必要となります。

亀頭包皮炎の原因

亀頭包皮炎の原因は、細菌と真菌の二つに分かれています。

細菌は、黄色ブドウ球菌や大腸菌のように人の皮膚に存在している常在菌で、普段これらの常在菌は人体に対して悪さをしません。
これらの細菌は人の免疫力が低下していたり、不潔な状態でいると増殖しやすくなります。
しかし、反対に洗いすぎて傷が付いている場合も繁殖してしまいますので、局部の環境はしっかりと整えておくといいでしょう。

ペニス周辺部で異常に細菌が増殖してしまうと、亀頭包皮炎を発症させてしまうのです。

亀頭包皮炎は真菌を原因に発症することがあります。真菌とはカビの一種でカンジダ菌がその代表格です。
カンジダは女性特有の病気だというイメージがありますが、性行為によって女性から男性にカンジダ菌が移る場合があります。

カンジダ菌も細菌と同様に少量ながら男性も保有している菌であるため、不潔な状態にしているとカンジタ菌が異常繁殖して亀頭包皮炎を発症させることがあります。

加えて、免疫力の低下時や陰茎に傷がある場合などでも発症します。

亀頭包皮炎になりやすい人

亀頭包皮炎は、子どもや高齢者が発症することもありますが、性行為や自慰行為を行う青年期から中年層の男性に多く発症しやすくなっています。

亀頭包皮炎は生活習慣などによってなりやすくなる場合があります。
ペニスを不潔な状態にしていると細菌やカンジダ菌が繁殖しやすくなって、亀頭包皮炎になる可能性が高まります。
亀頭が包皮に常に覆われた包茎の状態になっていると、亀頭部分が湿りやすくなって細菌が繁殖しやすくなり、亀頭包皮炎になりやすくなってしまいます。

不特定多数の女性と関係を持ったり性行為の際にコンドームの着用をしない場合には、女性からカンジタ菌をもらう可能性が高まるため、亀頭包皮炎になりやすくなります。

亀頭包皮炎の検査・診断

亀頭包皮炎の可能性が疑われた場合には、泌尿器科を受診して検査、診断を受ける必要があります。
検査では、医師が患部を直接目で見て診断を下すことが多くなっています。

必要に応じて患部皮膚表面の組織を綿棒などで採取し、菌を培養し、原因菌の特定が図られます。
尿検査によって診断される場合もあります。

亀頭包皮炎の治療法

亀頭包皮炎の治療では、原因菌の種類に応じた治療が実施されます。

細菌性の亀頭包皮炎に対しては、抗生物質を用いた治療が行われます。
抗生物質の成分を含む飲み薬や塗り薬が処方され、様子を見ながら薬による治療が行われます。

しかし、抗生物質はカンジタ菌に対しては効果がありません。
カンジタ菌を原因とする真菌性の亀頭包皮炎に対しては、抗真菌薬の成分を含む塗り薬が使用されることが多くなっています。
また、かゆみや炎症が酷い場合には、ステロイドを含む塗り薬が処方される場合もあります。

真菌が原因の場合は、ステロイドを使用すると抵抗力が落ちるために禁忌となります。
抵抗力が落ちることで真菌がさらに増殖し悪化してしまう可能性があります。
ステロイドは炎症を抑えますが、痒み止めではないために真菌がの場合は、抗真菌剤と痒み止めの処方がされます。

亀頭包皮炎の予防

亀頭包皮炎を予防するには、身体を清潔に保つことが必要です。
日頃から入浴を欠かさないよう心がけ、ペニスを清潔な状態に保つことが重要となります。
しかし、洗いすぎにも注意が必要となります。

真菌は石鹸では洗い流せないため、石鹸を使用してペニスを洗いすぎると、細菌だけがいなくなり、真菌だけが残ってしまうことになります。
細菌がいなくなると微生物のバランスが崩れ、真菌が大量に増殖して亀頭包皮炎を発症させてしまうことがあるのです。

女性と関係を保つ場合にも気を配る必要があります。
不特定多数の女性と性行為すると、カンジダ菌をもらう可能性が高まります。
性行為の相手は特定のパートナーに限定し、コンドームを着用するように心がけることが亀頭包皮炎の予防のためには重要です。

ペニスを清潔に保つためには包茎を改善することも求められます。
ペニス周辺部の亀頭が常に包皮に覆われている真性包茎では特に症状が現れやすいため、手術によって状況を改善することが必要になるのです。

(監修:看護師)
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