体臭

2014/11/21

人前に出たくない。わきがは治らないのでしょうか

人前に出たくない。わきがは治らないのでしょうか

思春期の頃からずっとわきがに悩み、人付き合いや外出にさえ消極的になるほど苦しんでいるという男性。治るものならばなんとかして治したいとの相談です。

30代男性からの相談:「わきがは生まれつきですか?」

思春期の頃に腋が臭いといじめられ、人付き合いが苦手になりました。出かけるのも不安です。自分では洗うなどして清潔に保っているつもりですが、今でもにおいが強く、ずっとこのままではないかと悩んでいます。そもそもわきがとは先天性のものなのでしょうか?何か他に原因があるのでしょうか?治るものならば治したいです。どうか教えてください。

汗から臭いを発生させないための対策。

腋のにおいの原因は色々あるようです。まずできることは、汗への対処を日常生活に取り入れること。まだ試していないことがあれば、取り入れてみてはいかがでしょう。

ワキガの原因は遺伝によるもの、多汗症、かたよった食生活、肥満、ストレスが挙げられます。脇にはエクリン汗腺、アポクリン腺、皮脂腺の3つの汗腺があり、主に匂いの原因になるのがアポクリン腺になります。この汗自体無臭ですが、常在菌と混ざることで匂いや黄ばみといったものを発生させます。(看護師)
制汗剤には抗菌、消臭タイプ、塗り薬タイプなどがありますので、出勤前、定期的に使用されるといいと思います。また、腋パッドは汗を吸収してシャツの黄ばみ、においうつりを防ぎます。(看護師)
抗菌用の薬用石鹸も使用されていますので、入浴の際に使ってみても良いですね。身体を洗った後は、腋の下を乾燥させ、水分が残らないようにします。水分が残っていると、菌が繁殖しやすくなります。(看護師)
わき毛は剃るか短くして、通気をよくしてください。(看護師)

身体の内側からの対策や、場合によっては外科的治療も。

日常的なお手入れから一歩進んで、食生活の改善や軽い運動を取り入れてみることも、においを発する汗をかきにくくするポイントです。長い間悩んでいらっしゃるということですから、改善しないようなら医療機関への相談を検討してみても良いかもしれませんね。

野菜、ゴマ、納豆、みそ汁、豆腐などの大豆製品を意識して多くとってください。脂っこいもの、動物性脂肪の多いもの、からいものは食べ過ぎないようにしてください。汗腺を刺激してにおいを引き起こしてしまいます。(看護師)
汗をかくからと水分の摂取を抑えがちですが、水分を控えることで汗がより濃縮され匂いも強くなります。水分はしっかりとってください。(看護師)
ウォーキングなどの有酸素運動を行い体内から老廃物を除去することが、においの軽減につながります。(看護師)
外科的な治療も可能です。皮膚科や美容外科ではレーザーで汗腺を燃焼させたり、ボトックス注射によって汗を抑える処置をします。また、手術で完全に汗腺を取り除くこともできます。症状によって治療法は違いますし、数回、繰り返す場合もあります。
美容外科など、病院によっては保険が適応されない場合もありますから、事前に問い合わせてまずはカウンセリングを受けてみて、相談者様にあった治療法を相談されるといいでしょう。(看護師)

においの問題はとてもデリケートです。ひとりで抱え込んでしまうと、余計につらいもの。日常的な対策で解決しないようなら、治療を受けるかどうかは別として、一度、医療機関でのカウンセリングを受けてみるのも良いかもしれません。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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