健康

2016/11/28

遺伝による高コレステロールは下がらない?

遺伝による高コレステロールは下がらない?

今回の相談者さんはコレステロールが下がらないという悩みを抱えています。なぜコレステロールは下がらないのでしょうか。その原因と対策について専門家にお聞きしました。

50代男性からの相談:「コレステロールの治療に効果がなく、疑問を感じています。」

30代くらいから毎年実施している健康診断の血液検査の結果で、脂肪肝・高脂血症・高コレステレールを指摘され続けていたため、一念発起し週に2~3回のジョギングをするようになり、数値はみるみる改善されてきました。
しかし、1点だけコレステレール値だけは下がらず、掛かりつけの医師に相談したところ数値を下げる投与を薦められました。それから5年以上、薬を飲み続けていますが数値が下がる傾向はありません。
薬の量を増やすことになりましたが改善が見られません。運動は年に複数回フルマラソンに出場するなどそれなりに精力的に運動することは心掛けていますが、まったく効果が無いのが不思議です。
両親が存命中、やはりコレステレール値が高かったので遺伝を疑ったりもします。果たして今の治療方針が正しいのかどうか知りたいです。

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悪玉コレステロールと善玉コレステロールのバランスが大切

専門家によると、気にしなければならないのは総コレステロールではなく悪玉コレステロールと善玉コレステロールのバランスだといいます。

高コレステロールの場合でも治療しない数値もあります。HDLコレステロール(善玉コレステロール)とLDLコレステロール(悪玉コレステロール)の比率によって現在は治療の開始となるようになっています。(看護師)
LDLコレステロールが高くても反対作用を持つHDLコレステロールも高ければ問題はありません。昔までは、総コレステロールの数値だけで治療の開始となっていました。(看護師)
今回の相談者さんの治療が総コレステロールから治療を開始していると考えているなら他の病院で診察を受けてもいいかもしれません。(看護師)

激しい運動やアレルギーの薬が高コレステロールの原因に

高コレステロールを引き起こす原因はいくつかあります。激しい運動はコレステロールを高めてしまう作用があるようです。

コレステロールが高くなる原因ですが、息切れをするくらいの運動の場合は、ステロイドホルモンが分泌されるためにコレステロールが上がりやすくなります。(看護師)
アレルギーの薬を服用していても高くなることもあります。他にも肝臓が傷んでいると分解する機能が滞る為に高コレステロールになることも考えられます。(看護師)

遺伝による高コレステロールは治療が必要

相談者さんが心配されている遺伝による高コレステロールの場合は、悪玉コレステロールが大きく上昇してしまうといいます。

遺伝によってコレステロール値が高くなるのは家族性高コレステロール血症といいます。御両親が高く二人から遺伝子を受け継いでいる場合はホモ型といいます。(看護師)
治療をしていないとLDLが500以上になり、冠動脈疾患を発症するリスクが高くなります。生活習慣の改善で数値が下がらない場合は可能性があります。(看護師)
数値以外にも診断方法があるので専門医に相談されるとよいと思います。その病気の場合は内服治療が必要になりますが、生活習慣の継続も必要です。(看護師)

食事と軽い運動でコレステロールを改善

コレステロールを改善する方法は主に食事と運動です。運動は軽いメニューにすると血圧の上昇を防ぐことができるでしょう。

脂質の多い食事を控え、運動を毎日少しでもするようにしていってください。冠動脈疾患はコレステロールが血中に多くなり動脈硬化を起こし、脳梗塞、心筋梗塞などを引き起こします。(看護師)
動脈硬化は全身の血管におきますので、その他の臓器にも悪影響を及ぼしていきます。早期の治療で発症のリスクが抑えられます。(看護師)

総コレステロールより悪玉コレステロールと善玉コレステロールのバランスを重視していきましょう。遺伝性の高コレステロールの場合は、治療が必要となってきます。しっかりと専門医の指示を仰ぎ、治療を継続していきましょう。

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