メンタル

2016/11/21

うつ病から仕事に復帰したい! 何に気をつければいい?

うつ病から仕事に復帰したい! 何に気をつければいい?

うつ病で休職して復職を考えているものの、不安や恐怖が消えない。それはうつ病だからなのでしょうか? 不安や恐怖を感じている状態では復職は難しいのでしょうか。専門家が答えます。

40代男性からの相談:「うつで休職中ですが、復職に恐怖心があります。」

うつ病と診断されてから抗うつ薬を服用しています。
仕事は休職して休養に専念し、薬を飲み続けることで頭重感、倦怠感などの症状は改善されてきました。また仕事に復帰したいという意欲も湧いてきましたが、その一方で復職することに対する恐怖心があり、不安でもあります。
そこで気になったのですが、このような恐怖心や不安感が消えないうちは、うつ病は完治していないことになるのでしょうか。
中途半端に復職してうつ病を再発したくはないので教えていただきたいです。

復職を不安に感じるのはうつ病だからではない

専門家は相談者さんの場合は、復職の時期は早いかもしれないようです。しかし、復職事態に不安を抱くのは異常なことではありません。

休職して、うつの症状が良くなり、仕事復帰への意欲も出てきた段階であっても、いざ、職場に出勤し、仕事をすること考えると、不安になったり、気分が憂鬱になる場合は、うつ病が完治していないかどうかの判断は、この相談では回答できかねます。しかし、復職時期としては、少し早いかもしれません。(医師)
何らかの原因で休職し、仕事復帰をする場合、どんな人であっても「仕事が続くだろうか」「病気が悪くなって迷惑をかけるのではないか」と不安を抱くものです。それは、うつ病だからというものではなく、復帰した後の自分がどうなるか想像できないことからくる不安です。(看護師)

復職への不安を消すための方法について

復職への不安を抱くのは自然なことです。では、その不安を払しょくするために具体的に何をしていけばいいのでしょうか。専門家はしっかりとした計画が必要だといいます。

不安を少しでも小さくするには、仕事復帰した場合の、仕事量や仕事内容、スケジュールなどをきちんと計画することがよいと思います。(看護師)
最初から、以前と同じような勤務体制に戻ることは、難しいと思いますので、精神科医と相談しながら、上司やメンタルヘルスを担当している部署と仕事復帰へのスケジュールを具体的に立てることをお勧めします。(看護師)
もし、職場にうつ病等からの復職を支援するリワークプログラムやリハビリ復職の制度などがあれば、主治医の先生と相談して、利用されてみても良いかもしれません。(医師)
職場が難しいという場合は、民間や行政が実施している復職支援プログラム、一般的には、決まった時間に決められた場所に行き、事務作業などを数時間するものですが、そういった復職支援制度を利用しみて、復職するかどうか決められても良いかと思います。(医師)

不安も受け入れ、少しずつ進んでいこう

復職の意思があることは素晴らしいことですが、焦ってしまうのはいいことではありません。

薬を服用しながらの仕事復帰になると思いますが、症状が安定していればお薬は徐々に減らしていけばよいことです。不安や恐怖に思うことは何なのかを明確にすることで、解決策を考えることで不安は軽減されるものです。(看護師)
不安は見えない未来があれば、誰の心にも生じるものです。不安にとらわれず、不安だと感じる正体を明確にし、サポーターとなる人と相談してほしいと思います。(看護師)

新しい仕事に就くというのは、誰にとっても不安を感じる出来事です。不安とうつ病とは切り離して考えるようにしましょう。すべての感情がうつ病から発しているわけではありません。うつ病だから、という考えのスタートラインを改めていくことも大切になってくるでしょう。不安は未来へ希望を抱いているからこそ芽生えてしまうものです。希望を育てていくには、未来への道筋を明確にしていくことが先決でしょう。

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