健康

2014/11/18

HbA1cの基準値と糖尿病の関係を理解し、早期に予防を

HbA1cの基準値と糖尿病の関係を理解し、早期に予防を

糖尿病予備軍とは血糖値が基準値よりは高く、糖尿病と診断されるには低い状態のことを言います。健康診断での血液検査で血糖値が高いと言われた人もいるのではないでしょうか。糖尿病予備軍は現在約700万人いるとも言われています。
今回の相談者の男性も血糖値とHbA1cの値が高く毎回健康診断で指摘されています。特に自覚症状もない糖尿病予備軍の状態。どのようにすれば糖尿病の発症を防ぐことが出来るでしょうか

50代男性からの相談:「糖尿病の血液検査に引っかかります。どうすればよいでしょうか」

ここのところ毎回再検査に引っかかる血糖値とHbA1c。自分は糖尿病ではないかと思っていますが検査の数値が複雑でよく分かりません。

糖尿病の判断基準を確認するため、自分の血糖値の値とHbA1cの数値を確認したものの、数値が複雑でよくわかりません。毎回再検査に引っかかるのですが、危険なのでしょうか?根本的な改善方法があれば教えてください。

まずは、糖尿病に関わる検査の正常値の理解を

糖尿病に関わる検査は空腹時血糖の値と、より正確な血糖状態を示すHbA1cがあります。

糖尿病に関わる検査の正常値は、空腹時血糖が、80~110mg/dℓ、食後2時間値が80~140mg/dℓ、HbA1cが 4.3~5.8パーセントと言われています。HbA1cは過去1ヶ月~2ヶ月の間の、血糖状態を表します。血糖値よりも正確な血糖状態を教えてくれます(看護師)

HbA1cが6.5以上の場合は受診が必要

HbA1cが6.5以上の場合はかかりつけ医に受診して食事や運動などの指導を受けられることをお勧めします。

検診でHbA1cが6.5以上の場合は、食事療法と年2回以上の検査を受けたほうが良いと言われています。もし、その数値にあてはまるようでしたら、一度病院を受診することをお勧めします(看護師)

自覚症状がなくとも放置は禁物。運動、食事、生活習慣で糖尿病は対策できます

自覚症状がないからと放置するのは良くありません。数年内に糖尿病を発症する恐れがあります。

糖尿病を発症する危険性が高い方のことを「糖尿病予備軍」と呼びます。特に症状はないが、検診などで異常値を指摘される方のことです。自覚できる症状はほとんどありません。そのため、放置したままとなってしまいがちですが、その間も糖尿病による血管障害は進んでいきます(看護師)

看護師さんが具体的な対策を教えてくれました。

1.食事
動物性タンパク質はなるべく減らし、植物性タンパク質を多く摂るよう心がけてください。野菜もしっかりと摂り、ゆっくりよく噛んで食べることが大切です。
食物繊維の多い野菜や海草類から食べ始め、血糖値をあげる炭水化物(米、パン、麺類)などは後に食べると、それだけでも食後の血糖値は、明らかに違ってきます。

2.適度な運動
体重増加とストレス解消の予防になります。1日15分の散歩でもよいので、毎日続けることが大切です。

3.ストレスや疲れをためない。
ご自身に合った、上手い対処法があると良いです。睡眠不足も良い影響を与えません(看護師)

健康診断の結果は自分の身体の状況を見直すのにとても重要です。気になる結果が出た時はそのままにせず病院で検査を行い、指導や治療を受けることが大切です。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

  • このエントリーをはてなブックマークに追加