メタボリック

2014/11/17

漢方で脂肪を溶かすダイエット。効果や副作用は?

漢方で脂肪を溶かすダイエット。効果や副作用は?

お腹まわりの脂肪が気になり、内臓脂肪を溶かす漢方薬があると聞いて興味を持ったものの、身体に悪くないのかと心配している男性からの相談です。

40代男性からの相談:「漢方でできるダイエット」

漢方薬の中に、お腹まわりの内臓脂肪を溶かすタイプの物があると薬局で見ました。自分は痩せていますが、お腹の周りだけはどっしりと脂肪がついています。それでも、脂肪を溶かすと言われると尻込みしてしまいます。身体に悪くは無いのでしょうか。

穏やかな作用の、歴史ある漢方薬。

脂肪を溶かすという言葉から受けるインパクトに比べ、実際の作用は穏やかなようです。脂肪を燃焼させ、排出を促す薬で、比較的安心なお薬として長年使用されています。

漢方薬はその人の体質に応じて選択されます。肥満に対する漢方薬もいくつかあり、代表的なものが防風通聖散になります。防風通聖散は、体力がある人でお腹周りに皮下脂肪が多く、便秘がちな人に合う薬となっています。脂肪を分解・燃焼させ、また便通を良くし、利尿作用もあることで肥満を改善させる効果があります。(薬剤師)
このお薬は800年以上前から存在する漢方薬で、比較的副作用が少ないと言われています。(看護師)
内臓脂肪を溶かすと聞くと、ちょっと怖い感じもしますが、実際には想像されるような強力な作用がある訳ではなく、脂肪が燃焼されやすくなるくらいのイメージで、良いと思います。(看護師)

自己判断での長期服用に注意。

薬ですから、副作用が全くないというわけではありません。続けなければ効果が出にくい薬であるだけに、長期服用の場合は病院でしかるべき判断を仰ぐのが安心かもしれません。また、薬に頼る前に生活習慣を見直して改善することも忘れないようにしましょう。

漢方薬は長期で内服しないと、効果が出ないと言われています。やはり、その薬を市販のもので長期に飲むというのは、副作用などの不安があります。また、病院で処方していただく場合、まずは内科を受診し、一般的な検査(中性脂肪、コレステロールなど)をして、その結果を踏まえて、必要か否かの判断がされると思います。自己判断でなく、病院で相談されることをお勧めします。(看護師)
主な副作用としては下痢、腹痛、食欲不振、発疹、めまい、発汗などで、重篤な場合には肝機能障害が出ることもあります。(看護師)
最近この漢方薬を長年連用している人の腸を内視鏡で見ると、腸壁が本来ピンク色なのが、茶色に着色しているという話も聞きます。市販のお薬を使用される前に、できれば夜遅い食事、アルコール、食事内容、運動量を見直しましょう。市販のお薬を使用される場合には、ご自身の腹部肥満のタイプに合っているか、便通の状態などに注意して服用されることをお勧めします。(看護師)
体力の無い人や消化器官の弱い人は飲まない方がよいので、一度病院を受診し医師に飲んでも大丈夫か確認される方が良いと思われます。(看護師)

どんなお薬でも、特に長期服用となれば、多少のリスクは伴うものです。必要以上に警戒することはありませんが、脂肪を減らしたいということであれば、安易に薬に頼るのではなく、生活の改善に加えて上手に取り入れましょう。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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