健康

2016/11/14

歯の黄ばみを落とすためのケアが黄ばみの原因になるワケ

歯の黄ばみを落とすためのケアが黄ばみの原因になるワケ

タバコを吸っていると歯が黄ばんでしまいます。しかし、今回の相談者さんはケアをしているのに歯が白くならないといいます。いったい、なぜそんなことになってしまっているのでしょうか?

30代男性からの相談:「歯の黄ばみは気になりますが、禁煙はしたくないです。」

タバコのヤニで歯が黄色くなってしまっていることが気になります。
もう20年くらい煙草を吸っているのですが、口臭は仕方ないとしても、歯が黄色くなっているのは見栄え的にもよくないので何とかしたいです。
今までホワイトニングや重曹で歯を磨いてみたりとかも試みたのですが、一向に黄ばみが改善していく傾向がないです。
禁煙するのが一番なのはわかっているのですが、どうにかして煙草は辞めずに黄ばみを取る方法はないものでしょうか?

歯が黄色く見える3つの原因

歯が黄色く見えるのには、3つの原因が考えられるといいます。まずは、その3つをチェックしていきましょう。

「歯が黄色く見える」原因は、歯の表面に色素が付着している、歯の内部に色素が入りこんでいる、エナメル質が薄くて内側にある象牙質の色が透けて見えている、の3つのパターンに大別できます。(歯科医)
タバコのヤニは「歯の表面に付着している」部類ですので、歯科医院でのクリーニングで除去が可能です。ご自身でいろいろ試されているのに「改善傾向がみられない」ということなので、原因は喫煙だけではないかも知れません。(歯科医)

タバコを吸っていてもケアをしていれば歯は白い

タバコを吸っているからといって必ずしも歯が黄ばんでしまうというわけではありません。しっかりとケアをしていれば、白い歯を保つことができるのです。

タバコを長年愛用しており、歯の黄ばみが気になるとのことですが、実はタバコを吸っていても、歯が白い人はたくさんいます。そのような人に共通する特徴としては・歯科医院で定期的なクリーニングを行っている・歯磨きをこまめにしている・電動歯ブラシ(音波)を使っているなどがあげられます。(歯科衛生士)
歯のケアをしている方は、タバコを吸っていても、内側にしか着色がなく、表側はきれいと言うことが多いです。(歯科衛生士)

歯の黄ばみの原因はタバコではないかも

相談者さんの状況を鑑みると、どうやらタバコが歯の黄ばみの原因とは言い切れないようです。

相談者さんの気にされている黄ばみは、本当にタバコが原因でしょうか? 加齢とともに、歯は黄ばんでくるものです。加齢による黄ばみは象牙質のたんぱく量が増加することが原因であり、タバコが原因でない可能性もあります。(歯科衛生士)
加齢が原因の場合にはいくら歯磨きをしても黄ばみは取れません。歯科での専門的なホワイトニングが必要になります。(歯科衛生士)

歯を綺麗にするあまり黄ばませてしまうという皮肉

歯の黄ばみがタバコによるものでないのならば、これまで相談者さんがしてきたケアは間違っていたということになります。歯の表面の汚れを落とそうとしてしてきたケアは逆効果になってしまっているかもしれません。

着色を落とすためのいろいろな努力しておられるようですが、歯の表面を傷つけてザラザラにしてしまい、逆に汚れが付きやすい状態になってしまっている、さらにはエナメル質が削れて薄くなってしまっている可能性も否めません。(歯科医)
現在ご自身の歯がどのような状態にあるのか確認しておくためにも、歯科医院を受診されることをお勧めします。(歯科医)

何か問題が起こった時には、原因を究明することが大切です。原因が複数考えられる場合は、それぞれをしっかりと吟味していかなければなりません。間違った判断は状態を悪化させてしまうことがあります。歯医者にかかるのは億劫かもしれませんが、ケアが功を奏していない以上、専門家の指示を仰ぐのが最善の策といわざるを得ません。

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