健康

2016/11/12

禁煙がうまくいっている時こそ要注意! 気の緩みが失敗を招く

禁煙がうまくいっている時こそ要注意! 気の緩みが失敗を招く

禁煙が成功しつつあったのに、半年で吸ってしまった。せっかく続いたものをまた一から始めるためにどうしていけばいいのでしょうか。専門家からの指摘やアドバイスをもとにまた禁煙を始めていきましょう。

50代男性からの相談:「禁煙を持続させるにはどうすればいいですか?」

今まで何度も禁煙に挑みました。最長は半年でした。
その禁煙期間はお医者さんに通って、ニコチンパッチをもらって禁煙を続けていました。途中で違和感やイライラしながらもなんとか乗り越えることができました。
もうこれで大丈夫だろうと思った矢先、出張先の海外でいてもたってもいられなくなってとうとう吸ってしまいました。それからは禁煙外来は一切やめて普通に吸っています。
なぜ、出張先の海外で吸ってしまったのか全く分かりません。どうすれば、またモチベーションを復活させて禁煙出来ますでしょうか?

禁煙がうまくいったことで生じた気の緩み

相談者さんは禁煙がうまくいったことで気持ちが大きくなってしまったのだと考えられます。さらに、海外の環境は精神状態にも影響を与えます。そうした状況がタバコを手に取らせたのでしょう。

禁煙に成功したそのゆるみが出たのでしょう。いつも慣れていた国内で緊張もなく日常的に過ごされていたが、生活の違い人間との対応が変わり緊張をし、ストレスがたまったときに人間はその緊張とストレスを回避するようになっています。(医師)
人によってはお酒で紛らわす、カラオケで歌いまくるなどですが、相談者さんは一番の逃げ道がタバコと判断をして吸ったと思われます。(医師)

禁煙期間中こそ気を引き締めること

長年タバコを吸っていると、その行為自体が習慣化するのに加えて、ニコチンへの依存度も高くなっています。身体の構造は、そのように長年蓄積していったものが数ヵ月で元通りになるようにはできていません。

長く喫煙をしてきた人は、それだけニコチン依存度が高くなっています。強い意志がないと禁煙は難しくなります。一度でも煙草を吸ってしてまうと脳にニコチン受容体ができてしまうので、禁煙が成功しているから大丈夫ということになりません。(看護師)
一度タバコを止めてから半年ですので、まだ体内にはニコチンは存在してますのでそこで、吸わない勇気が必要でした。しかし吸ってしまってもいいと感情に流され禁煙失敗しておられます。(医師)
禁煙は一生続けなければ意味がありません。ニコチンパッチ、やタブレットなどで量を減らしていき、禁煙するようにしていってください。(看護師)

喫煙に代わることを習慣化しよう

タバコを吸うという行為を他の行動に置き換えることが必要です。そしてなにより、しっかりとした意志を持ちましょう。

今までどのくらいの期間、禁煙に成功していたのか分かりませんが、3週間を超えるとタバコのニオイが嫌になる人が多いようです。そうなると衝動も押させられ、タバコのニオイのしない場所に自然と動くようになります。(看護師)
吸いたくなったら冷たい水、熱いお茶を飲んでください。喫煙している人がいる場所は避ける、身体を動かすのも効果があります。また吸いたいと感じたら15秒我慢してみてください。あとは、自分の意志の力しかありません。(看護師)

脳に作用する禁煙薬を試すのもいい

専門家がすすめるのは、ニコチンパッチなどとは全く異なる禁煙へのアプローチをする治療薬です。禁煙法が効くかは個人差があります。相談者さんには有効な手段かもしれません。

質問の喫煙の持続性ですが、ニコチンパッチを始めても喫煙出来にくいです。違う方法の禁煙を行う事が良いです。現在、禁煙外来では禁煙治療薬 チャンピックスというお薬が処方されますので試してみてください。ニコチンパッチでニコチンを皮膚から吸収するのと違い飲み薬です。脳内のニコチン受容体に作用して効くお薬です。(医師)
喫煙による肺がん、脳卒中のリスクは高くなります。年齢から考えてもリスクはさらに上がってきます、どちらも発症すると普通の生活には戻れなくなります。頑張って禁煙してください。(看護師)

禁煙外来が広まりつつありますが、治療というものの禁煙は受け身で勧めていくものではありません。本来、自らの意思で吸い始めたものですから、前提として確固たる意志を持っている必要があります。禁煙治療は絶対的なものではありません。それでも、医学は日々進歩し、様々な治療法が確立されていきます。その中から自分に合ったものを積極的に探していけるかどうかが禁煙のカギになるのです。

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