体臭

2016/11/08

汗のニオイ・体臭の原因と正しい予防・改善方法*

汗のニオイ・体臭の原因と正しい予防・改善方法*

汗のニオイで体臭が気になる人のために正しい汗のケアや体臭予防・改善法をご紹介します。汗が臭う原因から効果的な対策についてしっかりと知識を身につければ、周囲の人に不快感を与えることなく快適な生活を送ることができます。

なぜ汗が出るのか

動物は自らのニオイで自身と他人を区別したり、相手を惹きつけたり、縄張りを主張したりします。
動物が自分の縄張りにキーマーキングをするのはその主たる例です。
このマーキングが無臭だと主張どころか存在感すらなくなってしまうのです。

人間も動物ですから、汗をかくという点である程度動物と共通点があるのは当然だといえるでしょう。
しかし、汗が原因で周りに迷惑をかけるという場合もあるのです。

体臭を生む汗とはどんな汗?

汗そのものはもともとそんなに臭いませんが、汗をかく時に一緒に分泌される皮脂やタンパク質などが皮膚に住む菌によって分解され、体臭のような臭いが出るとされています。

通常、汗は弱酸性なのですが、ミネラル分を多く含むアルカリ性の汗でネバついていて蒸発しにくいタイプの汗は、皮膚に住んでいる菌が繁殖しやすい環境を作りやすいといわれています。

タンパク質が分解されるとアンモニアになります。
そのため臭いがしやすいのです。
汗がアルカリ性になるのは、汗中ミネラル成分や重炭酸イオンの割合が多いためであり、こうした汗は激しい運動後や緊張した時などにかきやすくなります。

つまり、ジメジメした環境だと雑菌が繁殖して臭いが生じやすいのです。

汗が体臭を生むのはなぜか

人は体温を適切に保つために汗をかくようにできています。
汗をかいた直後の汗は無臭でも、放置すると菌が繁殖することで生臭いニオイの原因になります。
これが体臭です。

しかし、そのような場合にデオドラントを使い過ぎてしまうと肌表面に必要な皮膚常在菌がいなくなり、悪臭を発生させてしまう菌が逆により繁殖して、不快な臭いの原因になります。
このようにして汗が体臭を生むのです。

汗を止めるにはどうすればいいか

自分の臭いというのはなかなか分かりにくいものです。
特に、夏の汗臭さには注意が必要で、電車や映画館などの人が密集する場所では本気で人を不快にさせてしまうといった危険があります。

しかし、人は体温を適切に保つために汗をかくようにできていますので、自分の意思で汗を留めるのは困難です。
そのため、汗をかかないように塗るタイプの制汗剤で汗を出さないようにしたりする工夫や、汗をかいた後の体臭を防ぐ方法を工夫するようにしてみるほういいかもしれません。

そこで次に汗のニオイで体臭が気になる人のための正しい汗のケア方法や体臭予防や改善法を紹介します。
汗の効果的な対策をしっかりと行って、周囲の人に不快感を与えることなく快適な生活を送りましょう。

汗による体臭を防ぐ方法は?

汗のニオイで体臭が気になる人のための正しい汗のケア方法として、汗をかいたと感じたら、すぐさま拭き取りましょう。
放置するから臭うので、時間を置かずに、臭いの元になる汗を周りの老廃物ごと対策しましょう。

拭き取る際に市販の汗拭きシート等で対策したり、効果的に汗を抑えるグッズを活用したりします。
例えば、塗るタイプの制汗剤は汗をそもそも出さないようにしてくれたり、スプレータイプのものは、サラサラの状態にして臭いが発生しやすくなるのを抑えてくれます。

また、ストレスをためすぎず、適度な運動をし、ニンニクなどのにおいが出やすい食べ物を摂りすぎない、タバコは吸わず、アルコールを摂りすぎず、紫外線を避ける、といった点に注意してみましょう。

皮膚から汗を出す分泌腺である汗腺を鍛える汗腺トレーニングも効果的です。
運動が苦手な場合は、入浴を利用した汗腺トレーニングがおすすめです。半身浴を取り入れたり、サウナなどを利用するのもいいですね。

汗による体臭は病院で治療できる?

病気が原因の体臭もあります。
例えば、糖尿病になると汗は甘酸っぱい臭いがします。
血液中に取りこまれたケトン体という臭いの強い物質の一部が汗と共に出るからです。

他にも腐敗臭など、汗のにおいの異常は病気のサインともいえます。
肝臓の機能が低下すると、ドブやカビのような体臭になります。
便秘になると体臭もきつくなりやすくなります。

わきがや多汗症なども治療が必要とされる汗といえます。
体質的にアポクリン腺という汗腺が多いと、わきの下が臭いやすくなるわきがや、日常的に支障が生じるほど汗が出てしまう多汗症などは体臭の原因になりやすい病気です。
あまりにも異常で気になる汗のにおいがあれば病院を受診しましょう。

まとめ

体臭は私たちが生き物である以上は、だれでもあって、完全に消し去ることはできません。
むしろ体臭は、生きている証といえます。
体臭は嫌なニオイばかりではなく、体臭には相手が心地よく感じるにおいもあります。

心身ともに健康で、体臭ケアを普段から心がけている人の体臭は、フェロモンと呼ばれるような、人を惹きつけるにおいです。
ですので、健康的な汗をかくように普段から口にする食べ物や食事内容、運動などに気を付けて健康的な汗をかきましょう。

(監修:看護師)
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