メンタル

2016/11/08

仕事で精神的なストレスを抱えたら産業医の先生を頼ろう

仕事で精神的なストレスを抱えたら産業医の先生を頼ろう

放任主義の上司のせいで業務が泥沼化…。このような状態が続けば心を病んでしまうかもしれません。そうした場合に、何を頼ればいいのでしょうか。今回は、具体的な対策と産業医について専門家にお話を伺いました。

30代男性からの相談:「職場でのストレスをどのように解消すればいいですか?」

昨年、転職したのですが、職場の人間関係に疲れてしまいました。
最初に配属された先は、上司が放任主義で仕事の内容も説明されないまま現場投入され右も左もわからない状態で1年以上がむしゃらに頑張ってきましたが、業務が泥沼化しており周りは誰も助けてくれない状態です。
最近、直属の上司は変わったのですが、泥沼化した現状は改善せず、さらに上の上司からは毎日雷を落とされています。
最近は何をすればよいのかもわからなくなっている状態で、どうすれば改善していけるかのアドバイスをお願いします。

建設的な解決策を探ろう

仕事でのストレスを抱え続けているという相談者さんですが、仕事をこなすだけでは事態はいい方向に進展していくことはないでしょう。まずは、解決のための道筋を見定めていくことが大切になってきます。

新しい職場の人間関係に振りまわれてしまっているですね。ですが、人間関係だけの問題だけではなさそうに思います。(看護師)
もちろん、1年の間で上司のやり方が変わり混乱していること、周囲の助けがないこと、上の上司から雷を落とされて精神的ストレスが高まっているのは事実です。ですが、業務内容が泥沼化していることは、違う問題があるように思います。(看護師)
自分が依頼されている業務内容、優先してやらなければならない業務は、自分の中ではっきりとしているでしょうか。目先のことだけをこなすことだけで精一杯という状態を続けることは、建設的ではないように思います。(看護師)

産業医を頼る

仕事上の健康問題は産業医へ相談しましょう。具体的な解決策などを提示してくれる場合があります。

職場の人間関係が良くない状態にあり、上司の方が変わられたにもかかわらず、仕事環境は変わらず、職場の人間関係やその結果生じる仕事上の問題が精神的なストレスとなっている場合は、一般的には、会社の産業医の先生に相談するという方法を取ります。(医師)
産業医は、職員の職務上発生する健康上の問題(精神的な問題も含みます)を把握し、職場環境に問題がある場合は、改善を指導する役目を担っています。(医師)
相談者さんのように明らかに職場環境が原因の精神的なストレスで、何をすればよいのかもわからなくなるなど仕事を行っていくうえで支障となる症状が出ている場合は、産業医との面談を申し出て、産業医の先生に相談されるのが一番良いかと思います。(医師)

産業医の探し方

会社の規模によっては、産業医との面談が設定されないケースもあります。そうした場合の産業医の探し方、そして、2016年度から産業医の対応も変化が訪れていることについてお聞かせいただきました。

相談者様の会社の規模がわかりませんが、今年度より身体面だけでなく精神面の健康チェックも義務化されていますので、まずは、会社の健康相談部署の有無を調べて見られ、相談部署があれば、そこに相談されればよいかと思います。(医師)
もし、なければ会社の健康診断は受けておられると思いますので、会社で受けられた健康診断の結果表に病院名や医師名などが記載されているはずです。通常は、健康診断結果表に記載の医療機関や医師が会社の産業医となっていますので、そこに連絡し、受診相談してみられると良いかと思います。(医師)

できないことの見える化

上司に現在の業務状況について相談する場合は、現状をしっかりと視覚化しておくことが大切だといいます。そもそも、業務内容は上司が管理をするものですから、しっかりとした態度で臨むことが大切です。

忙しいとは思いますが、上司の怒鳴り声にめげずに、自分か関連している業務を書き出してみませんか? 自分が担当すべき業務、一人では流れが良くわからない業務、自分では対処できない業務を整理したうえで、直属の上司を相談してみてはどうでしょうか。視覚化したデータは、言葉で説明するよりも相手に伝わりやすいものです。(看護師)
相談に乗ってくれない上司であれば、これからの将来真剣に考える必要もあるかもしれません。業務が動き出せば、今の人間関係が変わる可能性もあります。忙しさに圧倒されずに、自分が抱えている問題点を書き出し、客観的に見てください。思考が整理され、改善できる部分が見えるはずです。(看護師)

仕事上の問題は常に切迫して身の回りにあります。それをいかに解決していけるかが、健全なビジネスライフを送れるかどうかにかかっています。産業医への相談も大切ですが、根本的な問題を解決できなければいつまでも苦しみを抱え続けることになってしまいます。業務が泥沼化している原因についてしっかりを話し合っていきましょう。そうした相談が許されないのであれば、それは会社側に問題があるといわざるを得ません。

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