健康

2016/11/07

内科でも見つからない? 過敏性腸症候群について知ろう

内科でも見つからない? 過敏性腸症候群について知ろう

軟便と便秘を繰り返して約30年という今回の相談者さん。上京する前は、そのような症状はなかったといいます。内科を受診しても回復しないとのこと。これは何が原因なのでしょうか。そして、どのように対処すればいいのでしょうか。

40代男性からの相談:「長年便に行く回数が多く、軟便と便秘を繰り返しています。」

専門学校を卒業し、就職で上京して満員の通勤電車に乗るようになってから、胃腸の調子なのか、神経から来るものなのか便に行く回数が増えました。
それから約28年経つ現在でも、回数が人より非常に多く、また、軟便と便秘を繰り返したりしています。特に、これからお出かけする前や仕事で会議の前など緊張するときに回数が増えます。
一応定期的に内科を受診しており、腸の内視鏡検査、胃の内視鏡検査を行いポリープを摘出し、内服薬も飲んでいるのですが、いまだに復調の兆しが見えません。
何か、他に治療方法とかないものでしょうか。

過敏性腸症候群の恐れあり

専門家から指摘されたのは、過敏性腸症候群の可能性です。過敏性腸症候群はストレスが引き金になって起こるものだといわれています。

電車の通勤や仕事のストレスが原因で起きるお腹の痛みや下痢、便秘を繰り返すのは、過敏性腸症候群の可能性があります。(看護師)
腸は脳の受ける急激なストレスや緊張が一番刺激されやすい場所と言われています。そのような精神的な状態が脳を刺激して、間違った指令を腸に与える事で起きるとも言われています。特に最近の日本人には多いと言われています。(看護師)
軟便と便秘を繰り返すことや緊張する場面での回数の増加などの症状から過敏性腸症候群のようですね。定期的に医療機関を受診し、内視鏡検査を受けられているため、悪性の病気とは考えにくいです。しかし、内服薬でも改善傾向がないと相談者さんとしては非常に辛いかと思われます。(看護師)

過敏性腸症候群は検査では見つからないことが多い

病院で検査をしても見つからない可能性もある過敏性腸症候群。自分でできる対策を試していくのがいいようです。具体的な方法をご紹介します、。

過敏性腸症候群の場合、ほとんどの人が検査をしても異常が見つからない場合も多いのです。その場合は、腸の動きを整える為にも、腸内細菌を整える事が大切です。腸内細菌を整える事が出来る食べ物としては、ヨーグルトや乳酸菌飲料、オリゴ糖や食物繊維などがあります。最近では、下痢を起しやすい人には、温めたヨーグルトが効果的ともいわれています。(看護師)
症状がひどい場合には薬物療法も効果的と言われています。整腸剤の他に、自律神経の乱れからくる場合には自律神経を整える薬を内服するなど、その人の腸の状態によって薬を組み合わせてくれる内科もあるので、探して受診してみてもいいかもしれません。(看護師)

場合によっては心療内科を受診することも必要

すでにご紹介したように、過敏性腸症候群は検査では見つからない場合もある病気です。内科では適切な対処が行えないということも考えられます。そんな時には、心療内科を受診することも選択肢に加える必要がありそうです。

長期間にわたり治療をされているようですが、内科以外に心療内科を受診されたことはありますか? 過敏性腸症候群は、かなり精神的な影響を受けやすく心因性の病気とも言われます。(看護師)
整腸剤で腸内環境を整えることも大事ですが、便の回数が増える原因となるストレスなどを解消しないとなかなか改善しません。(看護師)
心療内科というと敷居が高く感じるかもしれませんが、精神的な面からアプローチした治療を受けると症状が改善される可能性も大いにあると考えられます。(看護師)

軟便と便秘を繰り返す日々はストレスを積み重ねていきます。過敏性腸症候群はストレスが原因となっていますから、相談者さんは悪循環に陥っている可能性もあります。腸内細菌を整えたりといった自分でできる対策を施しても効果を感じられない場合は、心療内科を受診することをおすすめします。

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