健康

2016/10/29

降圧剤の副作用について

降圧剤の副作用について

降圧剤には様々な種類がありますが、副作用にはどのようなものがあるのでしょうか? 血圧を下げる効果は実感できるものの、副作用が不安だという相談者さんの疑問に専門家にお答えいただきました。

30代男性からの相談:「降圧剤の副作用について教えて下さい。」

私は高血圧で、医師から降圧剤を処方されています。降圧剤を服用するようになってから血圧は大分落ち着いてきました。
高血圧を改善するために食事を改善したり運動をしたり一切していないのに血圧が下がったので、降圧剤の効果は確かにあります。
ただ、最近、降圧剤をこのまま服用することによって薬の副作用が出るのではないかと思うようになりました。
薬の効果が高いほどそれに伴う副作用があると聞きますのでとても心配です。
降圧剤の副作用について詳しく教えてください。

よく使われる降圧剤はいくつかあり、ものによって副作用が異なる

降圧剤には基本的な副作用がありますが、さらに薬ごとに別の副作用があるといいます。ここではまず、基本的な降圧剤の副作用についてご紹介します。

多くの日本人が飲んでいると言われる薬の1つが、血圧を下げる薬である降圧剤です。一言で降圧剤と言っても、6種類以上あります。利尿剤、ACE阻害薬、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬、カルシウム拮抗薬、α遮断薬、β遮断薬などです。(看護師)
高血圧だからと言って、全てが処方されるのではなく、患者さんの血圧の状態やその他持っている病気次第で、処方される薬が違ってきます。(看護師)
降圧剤の薬で共通して言える副作用は、嘔吐や便秘、動悸、麻痺、痙攣、眩暈、立ちくらみなどです。その他、処方された薬によって副作用があります。(看護師)
降圧剤は作用の仕方によって、様々な種類がありますが、よく用いられるものについて、特徴的な副作用をまとめます。(薬剤師)

利尿剤の副作用で血液に異常が出る場合も

利尿剤は降圧剤の一つです。利尿剤にも副作用はありますので、ここで学んでいきましょう。

利尿剤であれば、尿がよく出ることによって低カリウム血症になってしまうことがあります。(看護師)
利尿剤(フロセミド、スピロノラクトンなど)には、いくつかタイプがあり、副作用も異なってきますが、脱水、低カリウム血症など、薬のタイプによっては、高カリウム血症や乳房が大きくなるといった副作用もあります。(薬剤師)

ACE阻害薬の主な副作用は空咳

ACE阻害薬を服用することで、高齢者は肺炎のきっかけになってしまうケースがあるようです。

ACE阻害薬は、空咳が出ることがあります。高齢者になると空咳から肺炎になってしまうことがあるので注意が必要です。(看護師)
ACE阻害剤(エナラプリルマレイン酸塩、イミダプリル塩酸塩など)は、作用機序の特徴からよく見られるのは空咳です。その他、高カリウム血症、血管浮腫(唇や舌が腫れる)などです。(薬剤師)

アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬は比較的副作用が少ない薬

アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬は利尿剤と栄養される場合があるようです。アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬自体には副作用が全くないわけではありませんが、いくつかの副作用と併用する利尿剤の副作用に注意する必要がありそうです。

アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬は、副作用が少ないと言われています。利尿剤と一緒に飲むと効果がいいため、併用されることが多いです。(看護師)
アンジオテンシンII受容体拮抗剤(バルサルタン、ロサルタンカリウムなど)は、比較的副作用は少ないですが、ふらつきや高カリウム血症が起こりやすいです。(薬剤師)

心疾患がある場合にはカルシウム拮抗薬は禁忌となる

カルシウム拮抗薬は使用してはいけない条件があります。心臓の疾患がある場合には、副作用が重大な問題を起こす場合があるようです。

カルシウム拮抗薬は、浮腫み、ほてり感などがあります。心不全など心疾患がある人には使用しません。(看護師)
カルシウム拮抗剤(ニフェジピン、アムロジンピンベシル酸塩など)は、比較的副作用は起こりにくいといわれていますが、血管を拡げる作用から頭痛、ほてり、むくみ、動悸、歯肉増殖を起こす場合があります。(薬剤師)

他には、失神を起こす降圧剤も

降圧剤もものによっては、途中で勝手に飲むのをやめてしまうと重大な疾患に繋がってしまう場合もありますので、医師の指示にはしっかりとしたがって服用しましょう。

α遮断薬は、失神することがあります。β遮断薬は、自己判断で飲むのを止めてしまうと狭心症や高血圧を再発させてしまいます。(看護師)

副作用が見られたら迷わずに病院へ

降圧剤で起こる副作用は時には大変な問題につながる可能性もあります。副作用を感じたら、まずは医師の指示を仰ぎましょう。

降圧剤は必ずしも一生飲み続けなくてはいけないものではありません。食生活などを見直すことで、血圧がコントロールできるようになり、薬を飲まなくてもいいようになります。(看護師)
薬を服用していて、食欲がなくなる、体がだるい、むくみがある、咳がでるなど気になる症状がみられたら、早めに受診しましょう。(薬剤師)

降圧剤を飲み続けることで血圧のコントロールは出来るものの、副作用を心配しなければなりません。降圧剤と同時に、日々の食生活の改善を図っていくことで、早めに降圧剤の服用を終わらせられることもあるかもしれません。薬だけに頼るのではなく、しっかりと自分でできる改善方法を実践していきましょう。

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