メタボリック

2016/10/15

メタボ=肥満ではない! 病気予防のためにメタボについて知ろう

メタボ=肥満ではない! 病気予防のためにメタボについて知ろう

メタボが身体に悪いというのは本当なのでしょうか。一説によれば、太っている人の方が寿命が短いという話もあります。ですが、専門家によれば、そもそもメタボの認識自体が誤っているといいます。

30代男性からの相談:「メタボリックシンドロームは健康によくないのでしょうか?」

メタボリックシンドロームは悪いとよく言われていますが、メタボリックシンドロームの程度によっては痩せている人よりも寿命が長いということを聞いたことがあります。
実際にはメタボリックシンドロームは健康に良いのでしょうか。それとも、メタボリックシンドロームは改善したほうがいいのでしょうか?
また、メタボリックシンドロームによって引き起こされる病気にはどのようなものが考えられるでしょうか。その病気の危険性も合わせて教えて下さい。

メタボは疾患に移行しやすい状態のこと

メタボというと肥満のみが注目されがちで、メディアでもメタボ=肥満という認識が広まっています。ですが、医学的にはその認識は誤っています。世間一般の認識と医学的認識を混同しないことが必要です。

メタボリックシンドロームは、疫学的に悪いと言われています。中には、美味しいものを食べることが長生きの秘訣と言われる高齢者もいらっしゃいますが、ごく一部の意見だと考えてくだされば幸いです。(看護師)
メタボリックシンドロームで問題なのは、疾患に発展しやすくなるということです。全員が病気になるわけではありませんが、確率が高くなるので病気になる前に生活を改善しましょうとういうことです。(看護師)
メタボリック・シンドロームを腹囲だけと勘違いされている方は多くいらっしゃいます。メタボリック・シンドロームの基準は、ウェスト周囲が男性で85㎝以上、女性で90㎝以上、高血圧、高血糖、脂質代謝異常、の3つのうち2つが該当するものです。(看護師)
腹囲だけなら一概に健康に悪いとは言えませんが、後の要素は、明らかに脳疾患、心疾患がハイリスクになるものです。(看護師)

メタボが引き起こす病気にはどのようなものがあるか

メタボは疾患に発展しやすい状態のこと。では、具体的にはどのような病気のリスクが高まるのでしょうか。

肥満があると肝臓に脂肪がついて、脂肪肝、肝機能障害、肝がんのリスクにもなってきます。心臓や足などへの負担も大きくなります。(看護師)
高血糖は糖尿病の状態です。糖尿病は動脈硬化、腎機能障害、白内障、末梢神経障害と体全体に悪影響を及ぼします。危険因子がある場合は、肥満がすでに健康に影響しているということです。(看護師)
血糖異常、脂質代謝異常、高血圧などがメタボリックシンドロームでかかる内容です。これが悪くなると、糖尿病、動脈硬化からくる心筋梗塞や脳梗塞など命に関わりやすい病気になりやすいのです。(看護師)
1日2日でここまで悪くなることはありませんが、同じ生活を続けていると命に関わる病気になりますのでメタボリックシンドロームの時点で改善が望まれます。(看護師)

メタボリックシンドロームとは、一種の警告のようなものです。現状を放置し続けることで病気のリスクは日に日に高まっていきます。まずは、メタボ=肥満という認識を改めましょう。メタボは病気の一歩手前の状態です。メタボを改善することで、重大な病気を予防することもできるかもしれません。

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