多汗症

2016/10/10

多汗症体質で困る…汗を抑える方法を教えて!

多汗症体質で困る…汗を抑える方法を教えて!

汗が止まらず、周囲の人が気になってしまう方は少なくありません。周囲を気遣うあまり、ストレスを抱えてしまっている様子の今回の相談者さん。改善策はあるのか専門家にお聞きしました。

30代男性からの相談:「汗っかきの体質を治す方法はありますか?」

自分の止まらない汗に悩んでいます。私は体型としては至って平均的ですので、極端に太っているというわけではありません。しかし夏場に営業で外に出たり、弱冷房車の満員電車に乗ると、洪水のように汗が流れ出てYシャツが雨で濡れたようになってしまいます。当然このままでは客先には行けないので、15~30分ほど喫茶店で涼んで汗を止め、Yシャツが乾いたのを見計らってから打ち合わせに行くようにしています。私のように特に体脂肪が多くないのに汗が出やすい体質はどのように改善すれば良いのか教えて下さい。

汗を抑える方法にはバリエーションがある

今回専門家から得られた情報によれば、汗を抑える方法は豊富に用意されているようです。その場でできるもの、日々の生活でできること、病院でできること…。自分に合った対処法を試してみるのもいいかもしれません。

汗を抑える方法ですが、まずは半側発汗皮膚圧反射を利用する方法です。人は体の一部を圧迫すると周辺の汗が減る事があります。(医師)
あとは、制汗剤を用意する方法がございます。顔面は制汗剤を使用できないので、病院の治療としてはボツリヌス注射があります、A型ボツリヌス毒素を使った注射です。(医師)
汗を早く止めたい場合には、首の後ろや脇などリンパを冷やしたり濡れタオルで汗を拭いたり冷たい物を摂りすぎたりしないようにするといいです。(看護師)
それ以外に汗をコントロールさせるためには、適度に運動を取り入れたり食事を和食にしたり入浴方法などの毎日の生活を規則正しくして体質を変えるといいです。(看護師)

汗をかくことで焦り、さらに汗が出ることも

今回の相談者さんは周囲の人に気を遣い、様々な工夫を凝らしています。人を気遣う優しい心が汗の原因になってしまうこともあるようです。

気にならないようで気になってしまうのが汗っかきという体質ではないでしょうか。周りの人は汗をかいているような様子はないのに、自分だけ汗をかいていると何だか恥ずかしくなってしまったりすることがあります。(看護師)
汗には緊張や興奮した時に出る精神的なもの、交感神経の高ぶりが刺激して分泌するものがあります。(医師)
相談者さんのように周りに人にも、不快な思いをさせてしまっているのではないだろうかと気を遣ってしまうこともあるのではないでしょうか。(看護師)

汗を止めるボツリヌス注射

根本的に汗が出ないようにする方法にはボツリヌス注射があります。ただし、永続的な効果はなく、負担額も高いというデメリットがあります。

発汗は交感神経の末端から放出されたアセチルコリンという神経伝達物質が汗線を刺激することで促進されます。ボツリヌス注射を打つことで、アセチルコリンの分泌をが抑えられて、汗を抑えることが出来ます。(医師)
1回の注射で6ヵ月間効果がありますが、注射時の痛みが強いのと保険適用外の自費治療になります。一部の部位には保険適用があります、上肢、下肢痙縮、眼輪麻痺、発汗異常(脇汗)に対しては保険が適用しますが、負担金も高額です。1~5万円程度で、注射の単位で変わります。(医師)
自己負担限度額もありますので、病院でお聞きください。一度病院の皮膚科で診察をしてください。注射以外にも漢方薬による方法もございます。(医師)

汗をかくことで申し訳ない気持ちになってしまい、萎縮してしまう…。精神的なストレスが重ねり続けることで、別の問題も噴出しかねない状態は早めに解消しておきたいものです。汗を抑える方法は多岐にわたりますから、様々な方法を試してみましょう。

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