男性不妊

2016/10/07

糖尿病は妊娠の確率を下げる要因! 生まれた子供にも影響が…

糖尿病は妊娠の確率を下げる要因! 生まれた子供にも影響が…

糖尿病で不妊になる? 子供にも影響がある? 今回の相談者さんはそんな不安を抱えています。専門家の意見を伺う中で明らかになったのは、糖尿病と妊娠、子供の深い関連性でした。

40代男性からの相談:「糖尿病が生まれてくる子供に影響を与えることはありますか?」

私は35歳の時に2型糖尿病になりました。それから8年、通院と服薬を続けています。彼女と来年結婚し、当然子供も欲しいと考えています。そこで気になっているのが、この持病です。糖尿病がある時、子供を授かる確率は低くなるでしょうか? また、血糖値が高い時の精子、糖尿病にかかってる者の精子から産まれてくる子供に、なんらかのリスクはあるのでしょうか? 高齢もあり、授かるなら早いほうがと思っています。もちろん血糖値をコントロールできていることが望ましいのですが、そうでない状態が多いので不安です。

糖尿病は不妊リスクを高めてしまう

専門家によれば、糖尿病は子供を授かる確率を下げてしまうとのことです。その理由は何なのでしょうか。

糖尿病で子供を授かる確率は低くなります。(看護師)
男性の糖尿病患者における妊娠と生殖器の関係ですが、男性器の生殖器機能の低下する可能性はあります。そのために妊娠しにくい事もあります。(医師)

糖尿病が精子の機能を低下させてしまう

研究では、2型糖尿病は男性不妊の確率を高めるといわれているそうです。もちろん、精子の機能には個人差がありますので、きちんとした検査を受けることをお勧めします。また、年齢を重ねることで不妊のリスクはさらに高まってしまうという指摘を頂きました。

35歳を過ぎると、ピークの60%まで精子の運動能力が落ちるといわれています。(看護師)
2型糖尿病ということですが、食生活は乱れていないでしょうか? 乱れていると、さらに精子の運動能力は落ちています。(看護師)
そのような状態ですと、卵子と受精するまでの道のりを行くことができない精子が多く出るので、妊娠の確率が大きく下がると考えられます。(看護師)
糖尿病を持ってられる男性の精子内のDNA断片が欠損して高い確率で男性不妊、妊娠出来ないと研究で証明されています。ただし、あくまでも研究結果ですので、きちんと検査をしたほうが良いです。(医師)

糖尿病を患っていると、子供も糖尿病になる可能性がある

相談者さんがもう一つ気にされていた、子供にリスクがあるのかということですが、確かにリスクはあるようです。その理由は、2型糖尿病の性質にありました。

糖尿病の男性が女性との間に出来た子供が糖尿病になる確率は高いとされています。35歳で糖尿病で8年間の治療を行っておられるので、リスクは高いと推測します。(医師)
受精してできた子供に対してリスクはあるのかということですが、ないとは言い切れないです。なぜかというと、2型糖尿病ですので、環境要因が大きく働いていると思われるからです。(看護師)

子供を授かるには環境改善が最優先

糖尿病は妊娠の確率を下げてしまいます。また、子供が糖尿病になるリスクを上げてしまいます。子供を授かるためにも、そして子供を糖尿病から守るためにも、環境を改善することに速やかに取り掛かりましょう。

糖分を多くとったり飽食であったりと、食生活が乱れていたり、運動習慣がない環境を改善しないままでいると、近親者も同じような環境にいますので、彼女さんまで妊娠する事が難しい状態であったり、妊娠中に不調をきたすこともありえます。(看護師)
子育てが始まると子供も同じ環境にいますので、時期の問題は別として、糖尿病になるリスクはあると思われます。子供はできると思われますが、環境をしっかりと整えた状態で臨む場合とでは、子供を授かる確率は大きく変わると思います。(看護師)

まずは検査しよう

なによりもまずは精液やDNAの検査を行いましょう。異常がなければ、妊娠には問題がないと考えられます。分からない点を明らかにすることで次の一歩を踏み出す準備ができます。

まず、精液検査とDNA検査を行ってください。異常がない場合やリスクが少ない場合は妊娠されても大丈夫です。ただし子供が全く糖尿病にならないかは子供の成長段階で起こりうることもあります。(医師)

糖尿病が妊娠や子供に与えるリスクはあるとのことでした。最初に取り掛かることは血糖をコントロールできる環境づくりをすること。万全の準備を整えて、生まれてくる子供を迎えてあげましょう。その時には、家族のきずなも深いものになっているでしょう。

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