メンタル

2016/10/04

不眠症治療の落とし穴…専門医の力が必要な理由

不眠症治療の落とし穴…専門医の力が必要な理由

不眠症の治療で睡眠薬を処方されたものの効果が出ずに、長年辛い思いを抱えているという相談者さん。終わりの見えない薬物治療に不安を感じていると言います。薬による不眠症治療はずっと続けなければならないのでしょうか。

30代男性からの相談:「不眠症の薬物治療は一生続けないといけないのでしょうか?」

昔から不眠症に悩まされ、いつの間にか薬物に依存するようになりました。そして、28歳の時に他人からメンタルにトゲを刺すような事を言われ、段々とおかしくなり始めました。もともとアクティブに動く方でしたが、今は引きこもりがちです。何をやっても上手くいかず、それに尾を引いてか、さらに病気が悪化してるように思います。今は何をするにも億劫で、何も手につかないし集中できません。一生このままなんでしょうか? 薬物治療は一生続けないといけないのでしょうか?

不眠症の薬物治療には終わりがある

安心していただきたいのは、一生薬物治療をしなければならないものではないということです。医師の判断によって、不眠症の薬物治療は完了します。

不眠症の薬物治療は、一生続けなければいけない治療ではありません。(医師)

不眠症の治療薬に耐性がつくことがある

不眠症の治療には、専門医の力が必要な場合があります。専門医以外の診断では睡眠薬を処方することが多いのが現状だと言います。処方される薬を長期間服用していることで、薬に対する耐性ができてしまい、その結果、不眠症が続いてしまうということも考えられるのだそうです。

今回の事例にて睡眠薬を使用している理由がわかりませんが、睡眠の専門医以外での受診の場合に睡眠薬を処方している医者が多いのが現状です。(看護師)
睡眠薬などの不眠症に使用する薬には、薬の種類にもよりますが、長期間使用を続ける事で薬に慣れてしまい、効果が弱くなったり、薬を飲まないと眠れないという精神的な依存状態を引き起こしやすいので、状態を見ながら徐々に薬を減らしていくのが一般的な不眠症の投薬治療です。(医師)
このような場合は、薬物治療だけで不眠症が改善し、薬を減らすことができることは少なく、薬物治療に加えて、マイナス的な気持ちを整理するためのカウンセリングが必要です。(医師)

不眠と共にうつを併発している可能性がある

今回の相談者さんの場合、その状況から不眠症だけでなく、うつを併発していると考えられるとのことです。そのことで、精神的な悪循環を経て、不眠症が悪化している可能性も示唆されています。

質問者様の場合、ご質問内容を拝見しますと、引きこもりがちであったり、何をするにも億劫であったり、集中できなかったりと抑うつ的な傾向があるように推測され、物事が思うようにいかないことで自信をなくし「自分を責める⇒気分が憂鬱になる⇒症状が悪化する」といった悪循環に陥っておられるように思います。(医師)
今回の質問者からうつ病の併存しているのではないかと考えられます。身近の人や他人の力を借りて外出し運動することと精神科医への受診をおすすめします。(看護師)

不眠症を治療することで精神状態も改善される

精神的に不安定な状態は不眠症によってもたらされていることもあるといいます。まずは、専門医としっかり不眠症の治療をしていくことが大切です。運動療法や認知療法を取り入れることで不眠症を改善することで、現在の辛い気持ちが和らいでいくことが期待できます。

不眠症の改善によって精神状態の改善も見込めます。不眠症に対しては医学的な見地と心理学的な見地にわかれます。(看護師)
まずは、運動療法、認知療法を試してみることが大切だと思います。(看護師)
不眠症は病気であると認識する事が大切です。病気の時は、様々な方々から援助を受ける事が望ましいです。1人で乗り越えようとせずに周りの協力を得ながら一歩一歩前に進む事が大切になるでしょう。(看護師)

辛い精神状態が続くことで、身体的な悪影響も出てしまいがちです。そのことで十分な睡眠をとることができずに、精神状態が悪化してしまう・・。この悪循環を断ち切ることが重要だと専門家は見ています。まずは、不眠症の専門医を探し、治療に努めましょう。不眠症の治療は一生続けなければならないものではありません。希望を捨てずにいきましょう。

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