健康

2016/10/03

突然の激痛が消えた? 痛風の痛みについての意外な事実

突然の激痛が消えた? 痛風の痛みについての意外な事実

足の指が原因不明の痛みに襲われ、日が経つとすっかり痛みが消え去った…。そんな体験をした今回の相談者さんはこれが痛風なのか疑問に感じています。痛風の症状の特徴について専門家に聞きました。

50代男性からの相談:「痛風の痛みの特徴はどのようなものでしょうか?」

3カ月前、右足の親指外側が急に痛くなり、2日後には正常に歩くことができなくなりました。親指の関節を少しでも動かすと激痛が走るのです。ところが、寝ている時やじっとしているときは全く痛くありません。痛風は風が吹いただけでも痛いと聞かされていたので、別の症状かと迷いました。そうこうするうちに痛みのピークを去り、5日、6日と時間が経つにつれ痛みが取れていき、7日目には完全に症状がなくなりました。そこで質問ですが「安静時には痛みがない」「発症から1週間でウソのように痛みが消える」…こういった症状は痛風なのでしょうか。教えてください。

痛風の可能性も考えられる

今回のケースでは痛みの原因が痛風かそうでないかというのはケースによるようです。尿酸値が高ければ痛風の可能性があります。

今までの尿酸値が高いと言われることがあったり、肉類中心の食事、お酒の量が多いという場合には痛風の可能性もあります。(看護師)
痛風の痛みの出方は、夜や朝に突然指が腫れあがり、痛みで目が覚める人が多いようです。痛みの差は個人差がありますが、動かすと痛みがあるということは他が原因の可能性もあります。(看護師)
痛風の場合だと、関節内に鋭く尖った尿酸の結晶ができます。親指を動かすことで関節内にある尿酸の結晶が関節内で様々なところに当たって刺激され、激しい痛みを伴います。これが多発しやすい部位が足の親指です。(看護師)

痛風は放置すれば痛みは消えるが治ったわけではない

今回の相談者さんが痛風であれば、痛みがなくなった理由も説明できます。痛みがなくなったのは、決して直ったからではないということに注意しましょう。体内の状態が変化することで、再び激痛に襲われることもあるのです。

放置していると、他の関節内でも同様な事が起きます。痛風のピークは約3日間で、そこから徐々に症状が改善していきます。長い方ですと、2週間で症状の消失となります。症状が消失するのは、徐々に結晶が溶けていくためですが、結晶ができなくなったわけではありません。(看護師)
痛風発作の場合はお酒を止めたり、食生活の量を改善すると痛みも治まるケースが殆どです。肉類から魚へ、油物を控えて野菜の量を増やす、お酒の量を減らして禁煙をするように努力してみてください。(看護師)
尿酸の値が大きくなったり、水分が不足すると尿酸が結晶を作り出し、再び激痛が襲ってきます。改善するために尿酸を取る量を減らすことと、多くの水や野菜をとる事になります。(看護師)

痛風の症状を抑えるには生活習慣の見直しから

痛風にかかっており、尿酸値が高ければ、薬による治療が必要となります。まずは、医療機関を受診して痛みの原因を突き止めましょう。専門家からは、年齢的にも生活習慣を見直す必要性が説かれています。

尿酸値が高い場合は、内服治療の対象になります。一度受診されて検査を受けたほうが良いと思います。年齢から考えても生活習慣を見直す時期だと思います。(看護師)

突然の激痛に襲われることで、またいつ地獄のような痛みがやってくるのかという不安を抱き続けなければなりません。痛風は放置することで痛みは消失していきますが、再発の危険は常にあなたのそばについてまわります。まずは、痛みの原因を究明しましょう。しっかりと不安を解消することで、精神的な安定も訪れるでしょう。

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