健康

2016/09/27

禁煙の効果は具体的にどのようなものなのか専門家に聞いてみた

禁煙の効果は具体的にどのようなものなのか専門家に聞いてみた

禁煙への関心は年々深まっています。しかし、禁煙にはどのようなメリットがあるのでしょうか。今回の相談者さんもそんな疑問を抱いています。どんな利点があるのか分かれば、タバコをやめることの意義を見出せるかもしれません。

30代男性からの相談:「禁煙すると健康にどれくらいの影響がありますか?」

今まで喫煙していた人が禁煙すると、健康に良い影響を与えることはわかります。しかし、具体的にどれくらいよい影響を与えるのかがわかりません。仮に10年間タバコを吸っていた人が禁煙すると、このままタバコを吸っていた場合に比べ、どれくらい健康に良い影響を与えるのでしょうか。肺がんになる確率が3割ほど低下する、今後ずっと禁煙すると仮定すると余命が3年ほど延びるなど、具体的な影響について教えていただけるとありがたいです。

禁煙してから10年で肺がんのリスクは半分に

禁煙することで寿命に直接影響があるかは定かではありません。しかし、非喫煙者と喫煙者を比較すると、がんのリスクに違いを見ることができます。

喫煙者と禁煙してから8年後非喫煙者の統計比較では差が出ています。喫煙者は男性では4.5倍、女性では4.2倍、肺がんになりやすいという研究結果があります。(医師)
禁煙を続けて5年後には肺がんや他のがんにかかる確率は大幅に減少すると言われています。禁煙をして10年後で肺がんにかかる率は喫煙者の半分になり、口腔がんや膀胱がん、腎臓がんのリスクも減少します。15年後には心臓発作などの循環器系の病気にかかるリスクは低くなり、20年後で喫煙による害は体から解放されます。(看護師)
タバコをやめると、少しずつですが代謝機能が上がったり、呼吸が楽になるようです。確かに、健診されている方で、タバコをやめた方が呼吸器官のレントゲンもよくなっておられます。(医師)
禁煙すると寿命が長くなるかは定かではありません。個人差がありますので申し上げられません。(医師)

禁煙で加齢臭や脱毛が起こりにくくなるケースも

禁煙はがんだけでなく、糖尿病や腎臓病といった病気のリスクも抑えることができます。タバコは命に関わるような病気にかかる可能性も高めてしまいます。また、男性の悩みの中でも多くを占めている加齢臭や脱毛もタバコをやめることで抑えられるかもしれないのです。

喫煙を続けていると、肺がんだけでなはなく、ありとあらゆるがんや糖尿病、腎臓病にかかりやすい状態になっているのです。一番怖いのは循環器系、心臓の病気を起こしやすいということです。また、タバコを吸い続けること血流が悪くなり、男性は加齢臭や脱毛が起こりやすいです。(看護師)
(禁煙して)15年後には心臓発作などの循環器系の病気にかかるリスクは低くなり、20年後で喫煙による害は体から解放されます。(看護師)

禁煙の恩恵はすぐにはやってこない

禁煙の効果はすぐには現れません。また、タバコをやめるだけでは、健康になれるとは限らないようです。大切なのは、タバコだけでなく日々の生活を見直すことなのだそうです。

今現在タバコをやめておられるのかは分かりませんが、やめることでメリットはございます。しかし、急には健康面は出て来ません。タバコだけをやめて健康になった人は、かなり少ないです。タバコをやめて太った方もおられ、健康診断でメタボリックシンドロームと診断される方もおられます。(医師)

禁煙は抗がん剤の副作用のリスクも抑えることができる

タバコはがんのリスクを高めるだけでなく、抗がん剤の副作用のリスクも高めてしまうというデータがあるようです。禁煙することで、がんに関連する危険を少しでも排除できるなら、禁煙は早めにしておきたいものです。

あとは、最近では抗がん剤による副作用で肺炎や気管支系にかかるリスクが喫煙者だと高いというデータがありますので、今からでも遅くはありません。自分の身体のためにも今後の参考にしてくださいね。(看護師)

禁煙をすることで、がんや病気のリスクを抑えることができます。タバコをやめることでプラスの効果を得られるのではなく、マイナスになってしまう要因を取り除いてくれるということなのです。

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