健康

2016/09/18

2型糖尿病の血糖コントロールが悪化すると、睡眠の質は低下する

2型糖尿病の血糖コントロールが悪化すると、睡眠の質は低下する

今回の相談者さんは2型糖尿病で薬物治療中です。血糖値に気をつけているのに、休日に二度寝や昼寝をすると血糖値が大きく上がっているというのです。疲れているとつい睡眠をとりがちですが、果たしてこのような生活は問題ないのでしょうか? 血糖値が上がってしまう理由と疲労回復のアドバイスを専門家に伺いました。

40代男性からの相談:「食べて寝ると血糖値が爆上げします。どうすればいいでしょうか?」

2型糖尿病になって、7年になります。薬物治療をしており、内服薬とインシュリンの自己施注をしています。一番、苦労しているのが休日に血糖値が上がることです。仕事の日は、それなりに活動をするので安定してるのですが、休日に疲れを取るために二度寝をしたり、昼寝をしたりすると、血糖値が爆上げします。特に朝食のあと昼まで寝てしまい、起きてお昼を食べると、夕方の血糖値は300を超えてたりします。なるべくそうしないようにはしているのですが、疲れているとどうしても横になってしまいます。食事量が特別増えているということもありません。食後は寝ない、を徹底するしか対策はないでしょうか。

2型糖尿病の血統コントロールは睡眠に影響する

相談者さんが治療を続けている2型糖尿病では、血糖コントロールが睡眠の質に影響を与えると考えられています。そのことで、寝て起きると血糖値も上がってしまうのだと考えられます。また、寝すぎもよくないようです。

最近の研究で、2型糖尿病の血糖コントロールが悪化すると、深い眠りが妨げられて睡眠の質が低下しやすいことが分かったと発表がありました。夜の睡眠がうまくできていなくて不眠状態になり、お休みの時に溜まった睡眠をとる事を意識されているのでしょうか。そういった場合は、血糖コントロールが出来ない状態になり、血糖値が上昇することになります。(医師)
寝るのは悪いことではありません。ここで問題なのは、寝る時間が長いということになります。(看護師)
基本的に、寝すぎると疲れは溜まる一方ですので、疲れをとるつもりが溜まっていしまい、週明けがとてつもなくきつくなると推測されます。昼寝は15分以内にする事が望ましいです。(看護師)

カフェインで睡眠時間のコントロールを

カフェインには眠りを妨げる効果があります。この性質を利用して睡眠時間をコントロールしましょう。

食後すぐに寝ないようにする、もしくは寝てもすぐに起きられるようにするには、カフェインを摂取する事をお勧めします。カフェインというと、コーヒーのイメージが強いですが緑茶や紅茶などにも多く入っています。飲んでから30分程度の効果しかありませんが、睡眠を妨げたり、寝てもすぐに起きられるには十分な時間だと思います。(看護師)

アクティブレストで疲労解消

疲労回復には睡眠と考えがちですが、軽い運動が疲労回復促進に効果を発揮することもあるようです。ほんの少し体を動かすだけでも、週明けの状態に変化が訪れるかもしれません。

改善方法としては、まず睡眠をとり、起きる時間を毎日同じ時間にして夜に寝ることを心がけてください。休みの日も同様に起きる時間と食事時間は決めた時間に取ってください。(医師)
また、体を休める方法にアクティブレストという方法があります。これは、運動することで血流をよくし、疲労物質を除去するやり方になります。また、脳もリフレッシュされますので、週明けの仕事がしやすくなると思います。運動は息切れしない程度、話ができるくらいのレベルで十分です。(看護師)
休日の食後に少し散歩したり、家の中をうろうろすることをされて体を動かしてください。昼寝される場合は、ソファーでゆっくり背もたれて休んでください。熟睡は避けてください。(医師)

2型糖尿病では血糖コントロールをしっかりすることで睡眠の質を改善させられる可能性があります。また、休日に寝溜めをするのではなく、規則正しい生活とアクティブレストが疲労回復への道であると言えるでしょう。

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