健康

2014/11/04

中の痔と外の痔、どんな違いがあるのか?

中の痔と外の痔、どんな違いがあるのか?

長い間切れ痔を患ってきた男性から、最近内側に痔ができてしまい対処が難しくなったため、内側の痔の原因や、外側の痔との違いを知りたいという質問です。

40代男性からの相談:「中に出来た痔と外にできた痔の違いが知りたい」

痔が治らないことで悩んでいるのですが、中にできた痔と外にできた痔の違いは何ですか。前は外が切れていたのですが、最近は中が切れてしまっていて対処が大変になりました。薬も専用の少し高いものを買わなければいけなくて経済的にも参ります。どうして中に痔ができるのか、今までと何が違うのかを教えてください。

一般的な内痔と外痔はどちらも痔核(イボ痔)

ひと言で痔といってもいろいろな種類があります。中でも、内側と外側があるのはイボ痔と呼ばれる種類の痔で、発生場所により呼び分けられるようです。

痔の代表的なものは、痔核(イボ痔)・裂肛(切れ痔)・痔瘻(あな痔)の3種類です。(看護師)
痔核はできる部位により名称がかわります。そもそも痔核は、直腸の下や肛門にある静脈を含めて肛門を閉じる役割をするクッション部分がうっ血してふくらんだものです。この痔核が内側にできたものを内痔核といいます。便秘やトイレ時間が長くて排便時のいきみが強い、長時間同じ姿勢をとる、妊娠や出産がきっかけで起こりやすくなります。(看護師)
内痔の原因は肛門のうっ血、血行不良によるもの、硬い便の排泄に伴う怒責、アルコールや辛いもののとりすぎなどがあります。(看護師)
内痔は肛門の中にありますが、排便と同時に外にでてきたりします。排便後や入浴時に自分で押し込むことができます。排便時以外にはほとんど痛みはありませんが、出血しやすく肛門に違和感があります。(看護師)
外痔核は、肛門の外側にできたものをいいます。肛門の外側に血まめができた状態と言えます。便秘や下痢、アルコールや辛いものの摂り過ぎ、長時間歩き回ることや座りっぱなしのことが多い、冷え、ストレスなどが原因として起きやすいです。(看護師)
外痔は肛門の外側にあり、押し込むことはできません。運動やくしゃみなどで力んだ時にできやすく、痛みがありますが、出血はありません。(看護師)

内側に切れ痔?内痔核とは違う場合も

中が切れてしまった、と感じる場合は、一般的にいわれる内痔とは違い、便秘や下痢が引き起こしたものである場合が考えられるようです。

裂肛は、肛門の皮膚が切れたり裂けたりした状態です。便秘などによって、硬い便を無理に出そうとしてその刺激で切れることが多いのですが、慢性的な下痢による炎症として起こることもあります。便の固さや、その時の形によって切れる部位は変わってきます。(看護師)
おそらくお通じの際、未消化の食物もしくは固い便が内側の粘膜を傷つけてしまったことによって今回は内側の切れ痔になってしまったのではないでしょうか。(看護師)
切れているものは切れ痔かと思いますが、中が切れているというのは、肛門の内側がただれていたり、傷があるのでしょうか?それですと痔とはまた違う気がしますので、肛門科の受診をお勧めします。(看護師)

生活の快適さを大きく損なう痔ですが、中には誰にも言えずに悩んでいる人も。いろいろな種類があり、原因も対処法も違うため、症状が重い、長引くといった場合は受診も視野に入れるのが賢明です。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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