健康

2016/09/13

痛風の発作予防には、尿酸値を下げるよりも効果的なものがある!

痛風の発作予防には、尿酸値を下げるよりも効果的なものがある!

尿酸値が高いのに痛風の症状が出ない…。症状が出ないことで、病院にかかるべきかどうか悩んでしまうケースがあります。今回の相談者さんは、尿酸値が9.1であるにもかかわらず、痛風発作が現われず、病院に行くべきなのか考えあぐねているようです。なぜ尿酸値が高いのに痛風の発作が出ないのでしょうか。

30代男性からの相談:「尿酸値が高くても痛風が発症しないのはどうしてですか?」

先日、健康診断で尿酸値が9.1ありました。7.0以下が正常ですから、この値はかなり高い数値になりますよね。しかし、私は痛風発症したことがありません。足の付け根が腫れ上がり、激痛を伴うようですが、そのような症状はありません。ただ、尿酸値が私より低い8.2の人は痛風発作に悩まされ、通院している方もおりますが、個人差があるのでしょうか。尿酸値が10以上あってもどうともない人もいると聞きます。それと、私みたいに尿酸値9あればすぐ内科にかかったほうがいいでしょうか。

尿酸値が7.1以上で痛風…いずれ症状出るかも

尿酸値が規定値を超えていれば痛風と診断されます。痛風の痛みは、血中の結晶によって起こるということですから、尿酸値の値が高ければ、症状が出ていなくても安心というわけにはいかないようです。場合によっては、夜中に痛風の症状が出ることもあるといいます。

ご質問の通り、尿酸値が7.1以上で痛風と診断されます。痛風の痛みは、血液中の尿酸がナトリウムと結合して針状の結晶をつくり、体内を移動する際にと周囲の組織にぶつかり損傷させることで発生いたします。(医師)
痛風の原因は、食事やアルコールが原因の場合が多いのですが、体質などの遺伝的要素もあります。血縁者に痛風の方がいる場合、痛風にかかる可能性があります。(看護師)
痛風でも発作がまだ出ていないという事ですが、かなり数値は高いのでいずれ出ると考えられるでしょう。今は大丈夫でも、アルコールを多く摂取したり、肉類を多く摂った時に発作が出る可能性があります。ビールを飲んで、夜中に救急車で搬送される方が多いです。(看護師)

尿酸値9以上は危険ゾーン! 専門医を探しましょう

尿酸の値によって、治療方針は変わります。相談者さんの場合は、早めの受診が勧められています。

今は、食事制限はご自分でされているのでしょうか。発作が出ておらず、血清尿酸値が9以下の場合は、食事療法で経過を見ていきます。9以上の場合は、薬も飲んで治療する必要があります。9.1という事なので、できるだけ早め受診をお勧めします。できれば痛風専門医を受診するといいでしょう。(看護師)

痛風症状の予防が期待できるのは、ビタミンA!

痛風症状の原因は血中の結晶ですが、結晶の状態によっては痛みが起こらない場合もあるようです。そして、その痛みを予防できると考えられているのはビタミンAだといいます。

尿酸値が高いのに痛風にならないのかは、結晶により変わってきます。結晶には針状でないものもあります。血液中に糖たんぱくがあると尿酸とナトリウムが結合せず、糖タンパクと結合して痛風が起こらないからです。(医師)
予防としては、尿酸値を下げる事より、体内で充分な糖たんぱくを作ればいいでしょう。たんぱく質と糖を作るためのビタミンAを飲むと効果が期待できると考えられます。(医師)

耐えられないほどの痛みに襲われるという痛風。尿酸値は痛風かどうかを見極めるバロメーターとなります。症状が出ていなかったとしても、尿酸値が高ければ油断は禁物です。食事制限はもちろん、専門医を探すということも大切になってきます。痛風の予防法もあるものの、ご自身の判断で医療機関を受診されるのがいいでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加