メンタル

2016/08/22

毎年梅雨時になるとやる気が失せ、出勤したくなくなります

毎年梅雨時になるとやる気が失せ、出勤したくなくなります

普段はやる気満々なのに、毎年梅雨の時期になるとやる気がなくなり、会社に行く意欲が湧かないという相談が寄せられました。
季節の問題なのか、それとも頑張りすぎなのか原因は何なのでしょうか。また、どうやって解決すればよいのでしょうか。

20代男性からの相談:「梅雨の時期に会社に行きたくなくなります」

29歳のサラリーマンです。普段は同期の中でも一番になりたく、早々に出世したいため、先輩や上司よりもパフォーマンスを上げようと頑張っています。ただ毎年5月~6月にかけては、やる気がなかなか起きないという症状が発生します。時にはやる気がなくなるだけでなく、会社に行きたくなくなるときもあります。そんな時は旅行に行ったり、気分転換をすることはあるのですが、これは梅雨の時期が問題なのでしょうか。それとも頑張りすぎると一定期間、やる気がなくなるのは仕方ないことなのでしょうか。(20代・男性)

緊張が解けた反動と日照不足が重なって気分がふさぎがち

変化と緊張の季節である3~4月を乗り切った安堵感と、気温の上昇、梅雨による日照不足などの条件が重なって、5~6月にはやる気が出ない人が少なくないようです。

人間には躁的防衛本能という、環境の変化や困難に対して無意識のうちにテンションを上げて乗り切ろうとする、心理的防衛反応があります。その際のエネルギーの過剰な発散と乗り越えたという安堵感から、逆にやる気が無くなったり、気分が落ち込んだりすることがあります。(看護師)
5月は暖かくなり、冬の間活発だった交感神経より休息を促す副交感神経の方が活発になるため、意欲が減退する時期です。さらに梅雨の時期に入ると、日照不足で体内リズムを司るメラトニンや精神を安定させるセロトニンの分泌量が減り、気分がふさぎ込んでしまうのです。(看護師)
3~4月は卒業式や入学式、就職や転職、異動などで生活環境や人間関係が変化します。4月は緊張もやる気もあり頑張るのですが、そのためのストレスや頑張りすぎた反動で、5月病という疾患があるように、5月頃にうつ病を発症する方も多くいらっしゃいます。(医師)

頑張りすぎず、自律神経を整える生活を

頑張りすぎや完璧主義に注意し、リラックスしたり休息できる時間を意識的にとりましょう。できるだけ日光に当たるように心がけ、規則正しい生活を送って自律神経を整えることが、やる気の回復につながります。

普段から人より頑張ろうとする方、完璧主義の方、生真面目な方などは、季節に関係なく疲れや反動がでてくると思います。自分の能力以上の事をやろうとすると自分を追い詰めることもありますから、疲れたなと思う時は休むことも必要です。頑張りすぎず、リラックスできる時間を作って無理しないでください。(医師)
たいていの場合は、やる気がでない症状は一過性のものです。梅雨の晴れ間には太陽の光を浴び、規則正しい生活をして自律神経を安定させると、症状は改善されるでしょう。(看護師)

梅雨の時期には、緊張が解けた反動と気温の上昇や日照不足などが自律神経に及ぼす影響が相まって、気分が落ち込みがちになるようです。頑張りすぎず、できるだけ日光に当たるようにするとともに十分な休息をとって規則正しい生活をし、自律神経を整えるよう心がけるとよいでしょう。

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