健康

2016/08/02

市販薬と処方薬の特徴と効果の違いについて

市販薬と処方薬の特徴と効果の違いについて

薬には、薬局などで買える市販薬と、病院で診察を受けた後に出される処方薬とがあります。相談者は市販薬と処方薬の効果の違いを実感することがあり、なぜこうも違うのか、また薬を賢く使い分けるコツについて知りたがっているようです。

30代男性からの相談:「市販薬と処方薬は効果が違うものですか」

5月の暑くなる頃から、毎年足の裏に水ぶくれが出来始め痒くなり、掻くと赤く湿疹ができます。市販の塗り薬ではその場しのぎで痒みは止まるのですが、赤くなった湿疹はそのまま残り、またしばらくすると痒みがでてきます。皮膚科へはほとんど行きませんが、以前皮膚科で貰った薬を塗りましたら、数日でその赤みを帯びた湿疹も消えました。やっぱり処方薬は違うなあと思いましたが、市販薬と処方薬はやはり効果が全然違うものなのでしょうか。(30代 男性)

市販薬の特徴を理解しましょう

市販薬には幅広い症状や年齢に使うことができるというメリットがある一方、副作用を出にくくするため薬効成分の含有量が少なかったり、不要な薬効成分まで服用するデメリットもあります。

市販薬でも処方された薬でも、効果には個人差があります。一般的に市販薬は、様々な症状や年齢も幅広く使えるものがあります。例えば、風邪をひいて咳を止めたいだけなのに、市販の風邪薬だと熱や喉の痛みの改善など、不要な成分まで服用してしまったり、同じ年齢でも、体型や症状の違いで表示している用量では効果が現れにくい場合もあります。市販薬は自己判断で使用しますから、薬が合わず効果がなかったり、悪化させる場合もあります。市販薬を使うときは薬剤師に相談し、自身の症状にあったものを選ぶようにしてください。1週間ほどしても効果が無い場合は、病院を受診してください。(医師)
市販薬、つまり一般用医薬品は幅広い症状に対応するため、一つの薬の中に色々な成分が含まれています。そのため、一つ一つの症状に対する薬効成分の量が物理的に少なくなるうえ、合併症や副作用の危険を避けるために安全な成分含有量で作られているので、効能や効果は処方せん薬より弱くなります。(看護師)

処方薬の効果が高い理由

処方薬は言うまでもなくオーダーメイドの薬ですので、個人の体型や年齢、症状に合わせて種類や量を決定します。大切なのは用法・用量を守り服用、使用することです。有用な薬も使い方を誤ると、期待した効果が得られないこともあります。

病院では医師が直接症状をみて、個人にあった用量で薬を処方しますから、効果が現れやすいです。(医師)
処方薬は、医師や薬剤師の国家資格が無いと扱えません。それぞれの薬が一つの症状に効くように作られており、種類も量も患者さん一人一人に合わせて、処方されています。患者側の状態に合わせて、薬の変更ができるというメリットもあります。市販薬も処方薬にも共通して言えることは、用法・用量を守ることです。(看護師)

ちょっと風邪をひいたとか、軽い皮膚疾患などで病院に行くほどでもないという時に服用、使用する市販薬を決めて常備しておけば安心ですね。もちろん重い症状やいつまでも症状が治まらないという場合は、我慢せず受診することが大切です。自分の症状に合わせて市販薬と処方薬をうまく使い分けましょう。

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