健康

2016/07/15

手や腕に突然痒みを伴う湿疹が…これは何?

手や腕に突然痒みを伴う湿疹が…これは何?

パソコンでの作業中にいきなり手や腕に痒みを伴う湿疹ができ、しばらくすると消えていく…こんなことがよくあるという相談者。原因も気になりますし、放っておいても大丈夫なのかどうか、相談を寄せてくれました。

20代男性からの相談:「虫刺されのような湿疹が」

最近、自宅でパソコンを使った作業をしていると急に手や腕が痒くなってきて、蚊に刺されたような小さなプクプクとした湿疹ができ、そのあたり一帯が赤くなってきます。何が原因で起きているのかが気になります。常になるというわけではなく、パソコンを使って作業しているときに限ってのことで、その湿疹も作業を続けながら放っておくといつの間にかひいています。こうした状態は、放置しておいてもよいのでしょうか。(20代 男性)

考えられる要因は…?

専門家は、湿疹の原因をアレルギーによるものか、あるいは手の薄くなった皮脂膜への刺激による過剰反応ではないかと推察しています。いずれにしても、大切なのは手を保護することです。キーボードを清潔にし、自らも手袋を使用したりハンドクリームを塗ってみましょう。

パソコンを触っている時だけでしたら、接触性皮膚炎かもしれません。接触性皮膚炎は、原因物質に触れることで皮膚が炎症を起こし、痒みや発疹が現れます。刺激性のものと、アレルギー性のものがあります。予防するにはなるべく原因物質に触れないようにすることですが、仕事でパソコンを使うのでしたら触れないわけにはいきませんから、手袋をしたり保護クリームなどを塗て予防してください。パソコンのキーボード(特に複数で使用するもの)には、便座の3倍以上の雑菌が付着していると言われています。パソコンを使用する前には、除菌シートなどで拭いてから使用し、使った後はよく手を洗ってください。(医師)
手の表面には皮脂膜があります。水仕事やお湯、洗剤の使用、パソコンのキーボードや紙などの外的刺激で皮脂が過剰に奪われてしまいます。皮脂膜が薄くなると皮膚のバリア機能が低下して、触れたものに対して小さな刺激にも過剰に反応するようになり、手湿疹を引き起こします。いわゆる刺激性の皮膚炎です。刺激による皮膚炎の場合は、保湿を心掛けて下さい。皮膚から水分が蒸発するのを予防する効果のある「ワセリン」がおすすめです。(看護師)

肌のターンオーバーを整えましょう

湿疹のできやすい部分を保護することと並行して、身体の代謝を促し外刺激に強い皮膚を作ることも重要です。十分な睡眠や栄養バランスのとれた食事は、肌のターンーオーバー(生まれ変わり)を促してくれます。

規則正しい生活、バランスのとれた食事、睡眠をとってストレスを溜めないなど、皮膚のバリア効果を高める生活を心掛けてください。作業を続けていても改善されるのでしたら様子をみてもいいですが、気になるようでしたら皮膚科を受診してください。(医師)
石鹸やシャンプー、洗剤などは低刺激性のものに替え、生活習慣を見直すことも大切です。もし皮膚炎が悪化し炎症や痒みがひどい場合は、ステロイド外用剤による治療が有効なので速やかに皮膚科を受診しましょう。(看護師)

皮膚が弱いと自覚している人は、クリームや薬で保護したりシャンプーやボディソープは低刺激のものを選ぶことが大切です。しかし、皮膚の状態には食事や睡眠、ストレスなどが大きく関わっています。気になる生活習慣を改めれば、肌質改善にも期待が持てると思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加