健康

2016/07/14

首周りの痒みと湿疹が治らない…原因は?対処法は?

首周りの痒みと湿疹が治らない…原因は?対処法は?

夏になると、首周りに痒みを伴う湿疹ができて困るという相談者。処方薬が合っていないのか、それとも他に取り除くべき原因があるのか、相談を寄せてくれました。

20代男性からの相談:「首周りの痒みがなくなりません」

近頃気温が上がり、皮膚の状況も変化してきました。普段スーツを着る機会が多いのですが、ワイシャツがこすれる首周りに赤く湿疹ができてしまいます。皮膚科で処方してもらった薬を塗っても、朝起きてみると、痒みと共に赤い湿疹ができています。現在処方してもらっている薬は「デルモゾール」という薬なのですが、もう少し強めの薬に変えてもらった方がいいのでしょうか?それとも他の薬を処方してもらった方がいいのでしょうか?(20代 男性)

薬の変更には注意が必要です

相談者が現在使用している薬は、かなり強い薬効を持つもののようです。また首など皮膚の薄いところはステロイドの影響が出やすいので、注意が必要です。薬の変更は専門医とよく相談のうえで行いましょう。

「デルモゾール」はステロイド剤の一種で、じんましんや湿疹の治療に使われるお薬です。ステロイド剤の強さは、1群を最強として1~5群に分類され、デルモゾールは3群(強い)に分類されています。首はステロイドの吸収率が非常に高い部位なので、強いステロイド剤の使用はできるだけ避けたいところです。1段階強いステロイド剤に代えると取り扱いに注意が必要な部類に入るので、医師や薬剤師の指示の下どういう薬なのか理解してから使用することをおすすめします。(看護師)

セルフケアも試してみましょう

皮膚の弱い人は肌に合わない衣類や衣類についた洗剤カスなども刺激となり、湿疹や痒みの原因となることがあります。ワイシャツは綿や麻などの天然素材のものを選ぶといいでしょう。また暑い時期は汗をかき皮膚が不潔になりやすいものです。こまめに汗を拭きとったり、入浴時首周りを丁寧に洗い、入浴後は保湿を心掛けるのも肌質改善に役立ちます。

効果がないようでしたら薬を変えてもらうのも一つの方法ですが、その前に皮膚の状態をよくすることを考えましょう。ワイシャツが擦れることで湿疹ができるのでしたら、接触性皮膚炎が考えられます。ワイシャツによる刺激と思われますが、袖口やベルトの部分など皮膚が擦れる部分にできやすく、汗などで皮膚が不潔になっている時にも湿疹ができやすくなります。(医師)
ワイシャツの素材を綿や麻などの吸湿性や通気性に優れたものに代えたり、ノリによるかぶれを防ぐためクリーニングではなく自宅で洗濯したりすることも有効です。低刺激の洗浄料を使ったり、首周りを保湿するなど、セルフケアも並行して行いましょう。(看護師)
汗をかいたらこまめに拭きとったり、襟につける汗とりシートを利用しましょう。拭きとる時は擦らないよう、ポンポンと軽く叩くように拭きとってください。柔らかい素材でできたワイシャツもありますから、シャツの素材も検討してください。(医師)
体を洗うときは、刺激の少ない石鹸で、首の周りは髪についたシャンプーやリンスが残っていることがありますから、最後にシャワーやかけ湯をしてしっかり流すようにしてください。皮膚のバリア機能を高めるために、できるだけ規則的な生活でバランスの摂れた食事を心掛け、睡眠をしっかりとってください。(医師)

痒みは本当に我慢し難いですが、気になって触ってばかりいると余計に痒みが広がってしまいます。強い薬を使用すれば和らぐことは間違いありませんが、副作用も心配です。薬を使わないわけにはいきませんが、並行して着るものに気を配ったり、清潔を心掛けるなどセルフケアを行うことで、皮膚の状態が早く改善されると思います。

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