健康

2016/07/13

教えてください、脂漏性湿疹のセルフケア

教えてください、脂漏性湿疹のセルフケア

長年脂漏性湿疹に悩まされている相談者。使用している薬の副作用も心配で、なるべく頼らずに治していきたいと考えています。どんなことに気をつけて生活していけば症状は改善されるのでしょうか。

30代男性からの相談:「脂漏性湿疹に関して」

高校生の時に少し頬が赤くなり受診したところ、脂漏性湿疹と診断されました。それ以来、ステロイド系の塗り薬を処方され使用しています。最初は頬の一部だけでしたが現在は鼻の周辺やおでこに辺りに広がってきました。汗をかいた時や顔に脂が出てきた時は、なるべく気がついた時に水で顔を洗ったりしています。一番気になるのは、風呂上がりに皮がめくれるほどカサカサになっている時があります。症状が酷いときは塗り薬を使用していますが、薬に頼らず完治する方法はないのでしょうか。お酒は毎日は飲みませんが、喫煙は毎日しています。(30代 男性)

脂漏性湿疹の原因は?

皮脂腺が多く、皮脂の分泌が多い鼻周辺や頭皮に起こりやすい脂漏性湿疹。原因はマラセチアという常在菌の異常繁殖です。その背景にはホルモンバランスの乱れや不規則な生活、ストレス、ビタミン不足など様々な要因が考えられます。

脂漏性湿疹は、年齢による体質の変化やホルモンの変化、食生活や生活習慣によるもの、皮脂の代謝異常やビタミン不足、ストレスなどが原因と言われています。(医師)
成人の脂漏性湿疹は、ヒトの皮膚に常在するマラセチアという真菌が原因と言われています。マラセチアは皮脂を栄養源として増殖し、その代謝物が肌に炎症を起こすと考えられています。(看護師)
過労やストレスも原因の一つなので、規則正しい生活と十分な睡眠をとりましょう。(看護師)

脂漏性湿疹を改善するための正しいケアは?

まずは炎症を抑えるため、患部への薬の塗布は欠かせません。それに加え食事や運動に気を配り、入浴時にも注意が必要です。専門家は、運動することで基礎代謝を上げ、皮脂の排出を促進させることが症状改善に特に有効だと説いています。

一般的な治療法はステロイド剤で炎症を抑え、抗真菌薬でマラセチアの増殖を抑えます。これに並行したセルフケアが重要となってきます。(看護師)
食事では、脂っこいもの・インスタント・ジャンクフードや甘い物は控え、ビタミンやミネラルなどバランスのとれた食事を心掛けてください。水分を多めに摂って、適度な運動を行って、汗をかくようにしてください。(医師)
食事では、ビタミンB群を取り入れたバランスの良い食生活を心掛けてください。コーヒーや煙草、辛い物などの刺激物は脂漏性皮膚炎によくないので、摂取量を減らしたり、思い切って止めることをお勧めします。(看護師)
汗をかくことで、皮脂の排出が促進されます。汗をかいたら、こまめに拭きとったり、行っているように水かお湯で洗い流したりして下さい。体を洗う石鹸は低刺激や無添加、弱酸性のもので、ナイロンタオルやスポンジは使用せず、手か刺激の少ない素材のもので洗ってください。入浴後は急激に皮膚が乾燥しますから、しっかり水分を拭きとってローションやクリームで保湿してください。症状が強い時は薬を使うことも必要です。薬を塗る時も皮膚を清潔にした状態で、症状のある部分にだけ薄く塗るようにしてください。(医師)
体質改善をして基礎代謝を上げ、サウナや運動で汗を流すのがよいでしょう。普段から皮膚を清潔にし、乾燥する時は低刺激性の化粧水で保湿すると、過剰な皮脂の分泌を防ぐことができます。(看護師)

皮膚の病気は患部だけに注目してしまいがちですが、脂漏性湿疹においては新陳代謝を活性化させ、皮脂の排出を促す体質改善こそが重要です。運動で気持ちのいい汗をかく習慣は、古い皮脂の排出を促進してくれます。患部を清潔にしたり、食事に気をつけることと並行して、適度な運動を生活に取り入れることをおすすめします。

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