健康

2016/07/12

視界に虫のようなものが見える飛蚊症…改善策はある?

視界に虫のようなものが見える飛蚊症…改善策はある?

年を重ねるとともに、視界に虫のようなものが見えることがあります。飛蚊症と呼ばれるものですが、症状が現れたら、どのように対処すればよいのでしょうか。症状を軽減させることはできるのでしょうか。専門家に聞いてみました。

60代男性からの相談:「飛蚊症がよくなる方法について」

2年ほど前から、右目に細かい虫のようなものが見える飛蚊症になりました。毎日ではなく、日によって現れ方も違いますが、今年に入って、左目にも現れるようになりました。いろいろ調べても、加齢によるもので特別な治療法はない、と書かれています。まだ眼科で相談していませんが、手術や目薬などで症状を軽減する方法はないのでしょうか。サプリメントで目によいとされるブルーベリーなどは、効果がありますか。(60代・男性)

飛蚊症の原因は2つ。老化によるものと病気によるもの

飛蚊症は老化だけが原因ではありません。病気の前兆の可能性もあります。適切な治療を要するものもあるため、注意が必要です。

飛蚊症には、老化やストレスが原因の「生理的飛蚊症」と、眼病が原因の「病的飛蚊症」があります。生理的飛蚊症は、老化やストレスなどで生じた活性酸素によって、硝子体の組織が変質することで生じ、確かに現在でも確実な治療法がないのが現実です。 (看護師)
原因のほとんどは、加齢に伴う生理的な現象ですが、なかには治療を要する、重大な病気の前兆ということもあります。病的飛蚊症には、網膜裂孔、網膜剥離、硝子体出血、ぶどう膜炎などがあり、重篤な症状です。こちらは手術などの適切な治療を行なわなければ、失明の危険性があります。(看護師)

病院で原因の特定を。疲労が原因なら目の負担を軽減して

症状が出たら病院で検査し、原因を突き止めましょう。老化が原因の場合は、目の負担を軽減しましょう。食生活の見直しも効果があります。

飛蚊症の原因は自己判断できないので、症状を自覚したら速やかに眼科を受診し「精密眼底検査」を受けましょう。質問者様の場合、飛蚊症の症状が悪化してきているようですので、受診した方がよいかもしれません。(看護師)
病気の前兆として起こり得るのは、網膜の疾患です。網膜裂孔や、網膜剥離の前兆が考えられます。眼球の中に出血が微小ずつでも広がることがありますが、このわずかな出血の場合に、飛蚊症のような症状が、自覚症状として出現することがあります。またぶどう膜炎でも、飛蚊症の症状がでることがあります。どちらも重大な後遺症を残す可能性があるので、サプリメントなどといわずに、まずは病院を受診することをお勧めします。(看護師)
生理的飛蚊症の場合には、外出時にはサングラスで目を保護し、テレビやパソコンの利用を減らすことで、紫外線やブルーライトから目を守ることが重要です。抗酸化作用を高める栄養素を食事で積極的に摂取することで眼球の機能を高め、症状の緩和を図ることができます。各種ビタミン類や、ルチンのサプリメントも症状改善にお勧めです。(看護師)

老化現象として知られる飛蚊症ですが、病気の前兆の可能性もあるようです。症状が出たらできるだけ早く病院を受診して、検査をしましょう。老化が原因の場合は、目の負担の軽減を心がけましょう。食生活の見直しも効果があります。

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