健康

2016/07/09

低血糖と高血糖。糖尿病のリスクの違いはどの程度?

低血糖と高血糖。糖尿病のリスクの違いはどの程度?

糖尿病というと、血糖値が高い人がなる病気というイメージが強いようですが、血糖値が低くても安心はできないようです。糖尿病は高血糖の方がかかるリスクが高いのでしょうか。そもそも、糖尿病とはいったいどのような病気なのでしょうか。

30代男性からの相談:「低血糖と比べ、高血糖だとやはり糖尿病になりやすい?」

健康診断で血糖値が少し高めといわれましたが、血糖値の高さと糖尿病とはどの程度の関係があるのでしょうか。血糖値が低い人でも糖尿病になると聞いたことがあり、血糖値が高いといわれてもいまいちピンときません。しかし、血糖値を気にした方がよいのは間違いないと思いますが、実際のところ血糖値が低い人に比べ血糖値が高い人は、どの程度糖尿病になりやすいのでしょうか。(30代・男性)

高血糖と低血糖、どちらが悪いとは一概にいえない

血糖値が高いことはよくないのですが、低い値でも糖尿病になるリスクは高くなるといわれているようです。どちらの方が糖尿病に罹りやすいかというデータはないため、血糖値が高めでも低めでも注意が必要です。

糖尿病の診断基準は血糖検査やヘモグロビンA1cという値によるもので、血糖値の高さは糖尿病とかなり密接な関係があります。しかし、血糖値が低くても糖尿病になるリスクが高くなるといわれており、将来的な糖尿病予備軍になってしまうようです。(看護師)
血糖値が高い人と低い人、どちらが糖尿病になりやすいかという比較データはないようですし、血糖値が高い人の方が糖尿病になりやすいかどうかについては一概にいえないと思います。何度か血糖値が高く出ても、ヘモグロビンA1cの値が正常範囲だという人もいます。(看護師)
血糖をコントロールする細胞は膵臓にあるβ細胞で、この細胞がインスリンの分泌を促します。β細胞は血糖値を一定に保つよう働きかけますが、高血糖の状態が続くと膵臓が疲労してインスリンの分泌が追いつかず高血糖となります。食事療法で膵臓の機能が回復することもありますが、高血糖の状態が長期間続くと細胞が障害を受けて回復できなくなり、糖尿病となります。(内科看護師)

食事や運動といった生活習慣が大きく関係

糖尿病にかかりやすい人は、食事や運動などの生活習慣に問題があることが多いようだと、看護師さんは次のように説明しています。

血糖値が高い人は、糖質制限をした食事を続けないと膵臓が休まらず病気になりますが、正常値の人はインスリンの分泌が正常に働いているので、特に制限する必要はありません。しかし現在血糖値が低い人でも、暴飲暴食などを続ければ糖尿病になる確率は高くなります。糖尿病を発症する人は糖分の多い食事や高脂肪食を好む傾向にあり、糖尿病は食生活や運動と深く関係しています。(内科看護師)

血糖値は高くても低くても、糖尿病にかかるリスクはあるようです。甘いものが好きだったり、脂っこい食事を好んでよく食べる人は注意が必要だとアドバイスいただきました。血糖値が少し高めとのことなので、一度ご自身の食生活を見直してみるとよいかもしれません。

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