健康

2016/07/08

老化が原因? 胃腸が弱くて食事の制限が増えてきた…

老化が原因? 胃腸が弱くて食事の制限が増えてきた…

いくつになっても食事を楽しみたい、何でも美味しく食べたい…誰もがそう願うことと思います。しかし年齢を重ねるにつれ消化機能が低下し、「昔ほどもりもり食べられなくなったなあ」と実感される方も多いのではないでしょうか。相談者はもともと胃腸が弱い自覚があるうえに、最近さらに食事の後お腹の具合が悪くなることが多く、どうしたものかと悩んでいます。

20代男性からの相談:「年々、食べられるものが減ってきて困っています。」

私はもともと胃腸が弱く、毎年のように胃腸風邪になります。外食すると、時々お腹の調子が悪くなったり、食事を食べる時間が不規則になると胃の調子が悪くなったりします、最近悩んでいるのが、食べられるものが徐々に減ってきていることです。みかんを食べてもお腹が痛くなることはなかったのに、去年あたりから食べるとお腹が痛くなってしまいます。最近では前は食べられたピザが、食べると胃の調子が悪くなります。これは年齢による変化なのでしょうか。それとも何か別の原因なのでしょうか。(20代 男性)

胃腸トラブルを抱える相談者さん。20代で食べるものに制限がかかってしまうのは大変ですし心配です。職業によっては食べること飲むことも重要な業務になる可能性もありますから、なんとか原因を突き止めたいところです。まだ20代で若いようですが、この症状の原因は老化によるものなのか、それともまた別なものがあるのでしょうか? 専門の方に聞いてみましょう。

胃腸のトラブルには複数原因が潜んでいます

相談者が考えるように、年齢を重ねるにつれて脂っこいものが胃にもたれたり胃痛を起こしたりするのは、消化機能の低下から起こりうることです。他にも、ストレスによる自律神経の乱れから胃腸の具合が悪くなることもあります。

年齢を重ねると胃腸の機能も低下してきますが、ストレスによるものではないでしょうか。何か食べると下痢をするといつも考えていませんか?過敏性腸症候群といって、ストレスが原因といわれる下痢があります。詳しいメカニズムは明らかにされていませんが、ストレスによって自律神経のバランスを崩し、腸の動きが活発になって下痢を起こすと言われています。逆に便秘になる方もいます。(医師)
年齢が上がるにつれて10代の頃よりは20代、30代になるにつれて体の消化機能は低下します。ピザをはじめとした食品はいわゆる高カロリーで高脂肪ですから、前ほど食べられなくなるのは当然といえば当然な気もします。みかんを食べると腹痛がするというのはなんとも判断できない部分です。みかんを食べたから腹痛が起きたのではなく、たまたまみかんを食べたあとに腹痛があったと考え、過去の記憶からみかんを食べると腹痛が起きるという不安から、消化管の動きに影響をきたしたようにも考えられます。(看護師)

リラックスして食事を楽しみましょう

専門家は、食べ物に気をつけることも大事だが、食べている時間を楽しむのもストレスを軽減するいい方法だと説きます。確かに胃腸の具合を気にしながら食事をしていたのではリラックスできないし、食べているものの味もわからなくなってしまいますよね。

対策としてはなるべくストレスを溜めないことです。暴飲暴食、アルコール、刺激物や冷たい物、脂っこいものは控えた方がいいですが、おっしゃるように食べられるものが限られてきますし、これを食べたら下痢をすると思うのもストレスになりますから、食べたいものを少しずつよく噛んで召し上がってみてください。なるべく下痢のことを考えず、リラックスできる時間を作ったり、趣味や運動で気分転換したりするようにしてください。しかし、常に胃腸の調子が悪いのでしたら疾患の症状かもしれませんから、一度病院で検査を受けてください。(医師)
腹痛も我慢できる程度で吐き気などを伴わないのであれば経過をみてください。症状が頻繁に出現する、増強するようであれば、一度消化器内科などの診療科を受診されてください。(看護師)

胃腸はストレスの影響を受けやすい器官です。辛い症状も一時的であれば問題ありませんが、常時違和感があるなどという場合は何らかの疾患が進行している場合も考えられます。心配であれば専門医への受診をおすすめします。

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