健康

2016/07/02

お酒を飲みつづけたら”肝硬変”に?どんな飲み方が原因?

お酒を飲みつづけたら”肝硬変”に?どんな飲み方が原因?

お酒を飲み続けると肝硬変になるといわれますが、いったいどんな病気なのでしょうか。今回の相談者はお酒が大好きな30代の男性です。自らの飲酒ライフを語ると、周りから肝硬変を心配されることが多いようです。

30代男性からの相談:「肝硬変についての質問」

お酒が大好きで、週に4~5日は友人たちと飲みに出かけます。自宅でもテレビを見ながらビールを飲み、休日は朝風呂に入ってビールを飲むといった具合ですが、人に話すと毎回「肝硬変」という単語が出てきます。お酒を飲み続けるとよくないのは分かるのですが、実際にどのような飲み方をすると肝硬変になるのでしょうか。また肝硬変になるとどうなるのでしょうか。(30代・男性)

日本酒は1日5合10年で肝硬変に。飲酒習慣が引き金に

飲酒習慣の蓄積が肝硬変の原因です。日本酒なら毎日3合以上を5年以上続けると脂肪肝に、5合以上を10年で肝硬変になるといわれます。

アルコール性の肝硬変は、長年の飲酒習慣が引き起こす病気で、蓄積された飲酒量が関係しています。一般的に日本酒に換算して、毎日3合以上を5年以上続けるとアルコール性脂肪肝に、5合以上を10年続けると肝硬変にまで進行するといわれます。日本酒1合はビール大瓶633ml、ウイスキーダブル1杯60ml、ワイングラス2杯240ml、焼酎0.6合120mlに該当し、予想以上に多量に飲酒している可能性もあります。(看護師)
お酒に強い人、弱い人がいますから、どれくらいの量で肝硬変になるかは個人差があり、お酒に含まれるエタノール量によっても異なります。日本酒だと3合以上をほぼ毎日、5年間飲み続けると、肝臓病を起こすリスクが高まるといわれます。(医師)

悪化すると命とりにも。週に1~2日は休肝日を

肝硬変になって肝機能が低下すると、分解できなかった毒素が全身に巡り、命とりになることもあります。適量を心がけ、週に1~2日は休肝日を設けて、肝臓を休ませましょう。

肝硬変は発症すると、食欲不振、体重減少、脱力感、疲労感などの症状が見られます。さらに進行すると、皮膚病変や黄疸、腹水が溜まったり、時には食道静脈瘤が生じ、破裂によって生命の危険を生じます。日本酒換算で1日1合程度の飲酒に留め、休肝日を設ければ肝硬変のリスクは低くなります。(看護師)
肝硬変の名前のとおり、肝臓が硬くなり、正常に機能しなくなる状態です。肝臓の主な働きは解毒作用です。肝臓で分解できなかった毒素は全身を巡ることになり、全身倦怠感や易疲労感、消化器症状が起こりやすくなります。重症になると黄疸や腹水、肝臓癌に移行することもあります。(医師)
肝臓の一部が肝硬変を起こしても、予備能力がすぐれているため完全に機能が阻害されるわけではありません。しかし、肝臓は”沈黙の臓器”といわれるほど、疾患が進行しなければ自覚症状が現れにくく、症状が出た時には手遅れということもあります。肝硬変の原因はアルコールだけではありませんが、週に1~2度の休肝日を作って普段からアルコールは控えてください。(医師)

一定量を飲み続けることで、肝硬変になってしまうようですね。悪化すれば命にも関わり、自覚症状が出た時には手遅れということも珍しくありません。普段から適量を守り、週に1~2日は休肝日を設けましょう。

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