健康

2016/07/01

ピロリ菌除去に失敗したらどうなるの?

ピロリ菌除去に失敗したらどうなるの?

ピロリ菌は胃痛や胃もたれを引き起こし、胃炎や胃潰瘍、胃がんの原因にもなるといわれています。薬による除去が可能ですが、失敗する場合もあるようです。相談者はピロリ菌除去に失敗したら、その後どう対応すればいいのか知りたがっています。

20代男性からの相談:「ピロリ菌が完全に除去しきれなかったらどうなるのですか?」

以前父親がピロリ菌の除去のために薬を服用していましたが、その際に医者からピロリ菌を完全に除去できない場合もあるとの説明を受けました。もしピロリ菌が完全に除去出来なかった場合、追加で何か薬を飲んだり、処置を受けることが必要になるのでしょうか。また完全に除去できなかった場合、残ってしまったピロリ菌が再び増殖して、身体に悪影響を与えることはないのでしょうか。ピロリ菌を完全に除去できなかった場合、どのような対応をすればいいのか教えてください。(20代 男性)

ピロリ菌除去治療は通常三回行われます

専門家はピロリ菌除菌治療を行った際、一度で除去できる割合を全体の70%ほどと説明しています。除去しきれなかった場合は二、三度除菌治療を行いますが、治療を継続するかどうかは医師と相談のうえで決定します。

ピロリ菌の除菌治療の効果は、一次除菌で7割、二次除菌で9割と言われています。一次除菌で除菌できなかった場合は、二次除菌に進みますが、一次除菌、二次除菌でも除菌が出来なかった場合は、三次除菌を行う病院もあります。ただし、三次除菌は全額自己負担となりますので、専門医と相談する必要があります。(看護師)
ピロリ菌は胃炎や胃潰瘍、胃がんの原因になると言われ、ピロリ菌の除菌には抗生剤の内服による除菌治療が行われます。1週間服用することでほとんどが除菌できますが、できなかった場合二次除菌が行われ、90%以上が除菌できると言われています。それでも除菌できなかった場合、希望されれば三次除菌、四次除菌と治療を進めます。(医師)

再発、再感染の可能性もあります

一度の除菌ですべての菌を除去し、再発もないことが望ましいですが、残念ながら菌をすべて除去できたかどうかの判断は難しく、再発、再感染の可能性もゼロではないということです。除菌後も定期的に検査を受けたほうがいいでしょう。

現在、除菌治療後に完全に除菌できたかどうかを診断することは難しく、ごく少量の菌が残って1年後に再発する可能性も10数%程あると言われており、再感染の可能性もゼロではありません。現在ピロリ菌が完全に除去されているのか、一度検査をしてみてはいかがでしょうか。感染が確認された場合には二次除菌へ進むか担当医師と相談しましょう。(看護師)
残念ながら、現在は100%除菌できたと診断する方法がありません。除菌できても、少ない確率ですが数年後に再発する場合もありますので、除菌後も定期的に検査を受けた方がいいでしょう。再発した場合は、ピロリ菌専門家が在籍している大きな病院での治療になるでしょう。(医師)

近年の研究でLP21乳酸菌がピロリ菌減少に役立つことが分かってきました。除菌治療中でも、日常生活でも積極的に摂り入れたいですね。

除菌治療を成功させるためには、服用中は禁煙、禁酒すること、指示通りの期間を守って服用することがあり、LG21乳酸菌を含む食品を摂ると成功率がアップしたという結果もあります。(医師)
日常で出来ることとしては、LP21ヨーグルトがピロリ菌排除に効果が期待できると言われていますので、取り入れてみるのも良いかと思います。(看護師)

慢性的な胃痛は主にストレスや暴飲暴食が原因だと思われがちですが、それ以外にもピロリ菌が胃で悪さをしている可能性もあります。胃が弱い自覚がある人や胃の病気が心配な人は、まずは検査を検討してみましょう。

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