健康

2016/06/30

腎臓病の治療で尿酸値が高いと指摘…原因は?

腎臓病の治療で尿酸値が高いと指摘…原因は?

内臓の健康状態は目に見えないだけに気になるところです。今回の相談者は30代の男性です。現在、腎臓病の治療中ですが、尿酸値が高いと指摘されました。いったい何が原因なのでしょうか。数値を下げるにはどうすればよいのでしょうか。肝臓への負担も気になるという男性に、専門家からは具体的なアドバイスが寄せられました。

30代男性からの相談:「腎臓病治療中の尿酸値の上昇について」

腎臓病を患っており、毎月血液検査と尿検査をし、ステロイド治療もしています。最近、尿酸値が高いと指摘されました。肝臓の機能は衰えていないと思いますが、見えない部分なので心配です。肝臓と尿酸は関係がありますか。数値を下げるにはどうすればよいでしょうか。腎臓の機能が50%のため、糖尿病の合併症の恐れもあり、うまくコントロールしないと肝臓に負担がかかると聞きました。ケアの仕方を教えてください。(30代・男性)

尿酸の排出を妨げるプリン体。腎臓病の薬の影響も

プリン体を含む食材の過剰摂取や肥満で代謝が悪くなると、尿酸値は高まります。また腎臓病の薬が原因という意見もありました。

肝臓では食事で摂取したプリン体を分解し、最終代謝物である尿酸が作られます。作られた尿酸の80%は腎臓から排泄されます。尿酸値が高くなる原因は、肥満、プリン体を含む食品の過剰摂取、多量の飲酒、激しい運動などが挙げられます。(看護師)
腎臓病を患っておられるとのことで、腎臓の治療薬の影響により、尿酸の排泄機能が低下していることも考えられます。腎機能に障害がある場合、尿酸値の数値を下げるには薬物療法が中心です。医師と相談しながら改善に取り組むことが大切です。(看護師)

食生活の見直しと適度な運動を。医師との相談も

健康的な食生活と適度な運動を心がけましょう。腎臓病の治療中は医師と相談しながら、薬物療法を行うと教えていただきました。

肝臓も毒素を分解する機能がありますが、尿酸には腎臓が深く関わっていると考えてください。肝臓や腎臓に負担をかけないためには、アルコールはもちろんですが、プリン体を含むレバーやイワシ、カツオなどは控え、減塩で良質のタンパク質を摂るようにしてください。水分は2000mlくらいを目安にするといいでしょう。(医師)
肉類とハム・ソーセージなどの加工品、豆類とみそ・納豆などの加工品、ビールなどのプリン体を多く含む食品の摂取を控えめにしてください。体内の中性脂肪からも尿酸は合成されるため、肥満気味であれば徐々に体重を減らすのもよいでしょう。(看護師)
尿酸は食事が大きく影響しています。不要なものは尿で排出されますが、プリン体を含むものを多く摂取していたり、腎機能が低下していたり、肥満で代謝が悪い場合は体内に蓄積されていきます。(医師)
尿をアルカリ性に傾ける海藻類やイモ類、野菜ではほうれん草やニンジン、ゴボウなどを摂るようにしてください。定期的に検査を受けることも必要ですし、医師から指示された食事や運動を守ってください。(医師)

尿酸値は食生活や肥満によって高まります。プリン体を含む食材やアルコールの過剰摂取を控え、適度な運動で肥満を解消しましょう。海藻やイモ類、ゴボウや人参、ほうれん草がお勧めです。もっとも、腎臓病の薬が影響することもありますので、医師に相談しましょう。

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