健康

2016/06/27

ストレスは若年性認知症の原因になりますか

ストレスは若年性認知症の原因になりますか

今回の相談者は、多忙が極まりストレス過多となった時期に、認知症のような状態になったことがあるそうです。ストレスが原因で若年性認知症を発症することがあるのかと疑問に思っています。

20代男性からの相談:「ストレスと若年性認知症の関係性」

ストレスで頭が回らなくなった時期がありました。祖母の介護と国家試験の勉強のストレスによって、自分が数秒前まで何をしていたのか分からなくなるという状態が一日に何度もあり、不安になったことがありました。若年性認知症の症状を調べてみると、ストレスでウツ状態になって頭が動かない状態と似ているように感じました。ストレスは若年性認知症と関係がありますか。また、若年性認知症にならないために、若いうちから気をつけておくべきことはありますか。(20代 男性)

ストレスと認知症の関連性が指摘されています

相談者の懸念通り、ストレスと認知症は無関係ではないようです。ストレスが溜まることによって分泌されるホルモンが神経細胞に作用し記憶力を低下させたり、脳の萎縮を起こすということです。

ストレスが若年性認知症の原因の一つになることがあると言われています。ストレスによってコルチゾールと言うホルモンが出るのですが、このホルモンが神経細胞にダメージを与えて記憶力が悪くなることや、アルツハイマーの原因である物質を作って認知機能が低下することも懸念されています。(看護師)answerbox] [answerbox]認知症の原因は、脳にアミロイドベータというタンパク質が溜まり、神経細胞が破壊され、脳の委縮が起こるためと言われていますが、アミロイドベータが溜まる原因は、明らかにされていません。年齢や遺伝も関与しているともいわれますが、若年性アルツハイマーもありますし、最近は糖尿病などの成人病も関与しているとも言われています。ストレスも少なからず関与していると言えるでしょう。(医師)

若年性認知症を防ぐには

若年性認知症発症の直接の要因はわかっておらず、予防法も見つかっていないのが現状です。しかし、上記のようにストレスがその一因ではないかと疑われていることは確かです。食事や運動、睡眠といった生活習慣を整え、ストレスを溜めない毎日を過ごすことが大切です。

若年性認知症の予防として有効なのは、できるだけ規則正しい健康的な生活習慣を過ごす事だと言われています。食事であれば三食、野菜・肉・穀物などバランスよく摂取し、無理のない範囲で継続的に運動することを心がけましょう。睡眠も重要です。できれば22時までには就寝してゆっくり休んでストレスを解消しましょう。(看護師)
規則的な生活を心がけ、リラックスできる時間を作って、ストレスや疲れをためないようにしてください。(医師)

認知症は脳トレで進行を遅らせることができます

認知症は進行性の病気で、放置すると悪化の一途をたどります。生活に脳のトレーニングを取り入れることでその進行を遅らせることができるようです。

残念ながら治療法はありませんが、クイズを解いたり、簡単な計算や暗算など、脳のトレーニングを行うことで、進行を遅らせることができます。運動をしながら、簡単な計算を行ったり、しりとりやなぞなぞをするとより効果的です。(医師)

専門家は、ストレスによって生み出されるホルモンが神経細胞に悪影響を及ぼし、認知症を発症させることもあるのではないかと分析しています。ストレスを溜めない生活を心掛けることは、万病を寄せ付けない健康な身体を保つとともに、認知症の積極的な予防法かもしれません。

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