健康

2016/06/27

友人が肝臓の病気で入院…自分は大丈夫?

友人が肝臓の病気で入院…自分は大丈夫?

毎日お酒を飲み、運動も行っていないが特に身体の不調は感じないという相談者です。友人の入院がきっかけで、ふと自分の肝臓は大丈夫かと心配になり、肝機能が正常に働いているかどうかを自分で判断する方法はあるのか気になっています。

30代男性からの相談:「肝臓が悪くなったときのサインはあるのか」

私はここ数年健康診断等で病院に行っていません。お酒は毎日のように飲んでいて、適度な運動もしていません。強いて言うなら毎朝決まった時間に起きて、決まった時間に寝る生活は実践しているのですが、最近飲み仲間の友人が肝臓を壊して入院してしまい明日は我が身と思ってしまいました。質問なのですが、肝臓が悪い、何かしらの異常がある場合は、自分の体からサインのようなものは出るのでしょうか?ここ数年体調を崩す事なく生活しているので、友人のように突然体調を崩す事があるのでは、と心配です。(30代 男性)

気がついた時にはもう遅い?!肝臓は「沈黙の臓器」

肝臓は異変が起こっても自覚症状として表れにくい臓器で、気付いた頃には病気がかなり進行しているケースが多いようです。肝臓の働きが正常かどうかを知るには、健康診断を定期的に受ける以外に方法はありません。相談者はしばらく健診を受けていないようですので、現在の肝機能数値を知るために、健診を受けることをお勧めします。

肝臓は我慢強い臓器で、自ら病気を主張しません。定期的に健康診断を受け、肝機能数値を把握しておくことが大切です。(看護師)
肝臓は沈黙の臓器と言われるほど自覚症状が出にくいので、早期発見のためには健診を受けることが大切になります。(医師)

肝機能低下や病気が進行すると…

肝臓病や肝機能低下の症状としてまず身体に表れるのは、発熱や倦怠感、食欲不振などで、風邪をひいた時や肉体疲労時の状態と酷似しています。さらに進行した場合は、皮膚や眼球の白目の部分が黄色っぽくなる、身体にむくみが出る、尿の色が濃くなるなどの症状が表れます。

肝臓は他の臓器と異なり、機能低下や病気があっても初期では自覚症状が出にくく、症状が出た頃には重症化している場合があります。肝機能障害の初期症状としては、倦怠感や食欲不振、不眠、体重減少、発熱など、風邪や疲労時の症状と似ています。そのため、少し休めば大丈夫だろうと見逃してしまうことが多いです。(看護師)
肝機能障害が進行してくると、疲れやすい・食欲低下・皮膚や眼球が黄色くなる、むくみや尿の色が濃いなどの症状が現れます。このような症状が出た時には、すでに疾患が進行している場合があるため要注意です。毎日のようにお酒を飲む方は、ほとんどが脂肪肝です。脂肪肝は肝臓に脂肪が蓄積された状態で、肝硬変に移行しやすいので、注意しなければなりません。(医師)
最も特徴的な症状は「黄疸」です。白目の部分や、顔や手足などの皮膚が黄色くなります。これは、ビリルビンが肝臓から胆汁としてうまく排泄されずに、体内に蓄積することで起こります。他にも尿の色が濃い、便の色が薄い、腹痛、腹水などがありますが、このような症状が出てきた場合にはすでに病気が進行している可能性があります。(看護師)

アルコールを控え、ストレス過多の生活を変えよう

肝機能を正常に戻すには、まずはアルコールを控えることです。ストレスや脂っこい食事はアルコールの呼び水となってしまいます。飲酒以外にも、食事内容や運動、睡眠など生活習慣全般を見直しましょう。

肝機能を正常に保つには、アルコールを控えること、バランスの摂れた食事で、疲れやストレスを溜めないなどがあります。気になるようでしたら、定期的に健診を受けることをお勧めします。献血でも一般的な血液検査を行うことができます。(医師)

一番避けたいのは、知らない間に取り返しがつかない状態になっていたということです。まずは簡単な血液検査でもいいので受けてみて、自分の身体の状態を正しく把握することをお勧めします。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加