健康

2016/06/24

何度も貴重品を落とす20代、これって若年性認知症?

何度も貴重品を落とす20代、これって若年性認知症?

普段の行動がきっかけで病気に気がつくことがあります。落し物を繰り返す知人が若年性認知症なのでは、と心配な男性から相談がありました。看護師さんたちはどのように答えているでしょうか。

相談:「落し物を繰り返し、大切な手続きを忘れる知人は若年性認知症を疑うべきでしょうか」

最近、私の周りに若年性認知症ではないかと少し心配な人がいます。その人は、20代後半のおっとりとした、他の人に気を遣う性格です。心配なことがあると貴重品を落とすことが度重なるようになったり、免許の書き換えをし忘れて、免許証を無効にしてしまったようです。大切な物を何度も落としたり、大切な手続きを忘れるのも、若年性認知症を疑ったほうがいいのでしょうか。(40代・男性)

判断は難しい

若年性認知症の可能性も否定できませんが、相談の内容だけでは判断は難しいようです。

なんとも言えないというのが率直な意見です。若年性アルツハイマー型の認知症であることも可能性としてはありますが、元々の性格・人格であることや、統合失調症などの病気で幻聴・幻覚などの異常体験があって、物事に集中できないことも考えらえます。(看護師)
その方とこれからも関わりを持っていくのであれば、長期的に様子を見ていくことで判ってくるかもしれません。若年性認知症は進行型の病気なのでそういった症状がよりひどくなってくることが考えらえます。精神的な疾患の場合は、症状がひどくなることもあれば、改善することもあるでしょう。(看護師)
若年性認知症というよりは、うつ病などの病気が疑われる気がします。20代で若年性の認知症にならないとは言い切れませんが、書かれている内容からだけでは判断できないのが正直なところです。(看護師)

悩みなどを聞いてみて

本人が悩みや不安を抱えていないか、聞いてみるようアドバイスがありました。

まずは周りの人が悩みや不安を抱えていないか、聞いてあげられると良いですね。本人はもしかしたら気づいていないかもしれませんし、病気じゃないのかと指摘されては人間関係に影響が出ますので、経過を見てあまりひどいようでしたら検査などを受けることを促してみてはいかがですか。ケースバイケースですが、励ましたりするのではなく、きちんと話を聞いてあげることも打開策が見つかる一助になるかもしれません。(看護師)

長期的に様子を見れば判るかもしれませんが、相談の内容だけでは若年性認知症かどうか、判断は難しいようです。まずは本人が悩みや不安を抱えていないか話を聞いてあげるといいでしょう。

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