健康

2016/06/15

鼠径ヘルニアと診断。手術以外に治療法はない?

鼠径ヘルニアと診断。手術以外に治療法はない?

男性に多いといわれる鼠径ヘルニアですが、一般的には脱腸といわれ、治療するには手術しか方法がないようです。鼠径ヘルニアと診断されてそのまま放置していた場合、症状が悪化するとどのようなことになるのでしょうか。

50代男性からの相談:「鼠径ヘルニア。手術せずに放っておくとどうなる?」

鼠径ヘルニアと診断されました。ふとしたタイミングで足の付け根がぐっと膨らみ、苦しくなったり熱く感じたりします。内科的な治療法はなく、外科的手術をしないと治らないと聞きました。筋肉の衰えによるものということでしたが、そのまま放っておいても問題はないのか、もし今後何か症状が出るとしたら、どのようなことが起こる可能性があるのか教えてください。(50代・男性)

一般的に脱腸といわれ女性より男性に多い

鼠径ヘルニアは一般的に脱腸といわれ、腸の一部が筋膜の間から出ることで鼠径部周辺が膨らんでくる病気です。女性よりも男性に多く、腹圧がかかったり腹筋が弱ることで起こるようです。

鼠径ヘルニアは成人の場合、女性より男性の方が発症しやすいといわれ、原因としては力仕事などで腹圧がかかることがあります。スポーツ選手にも多いといわれています。腹圧がかからなくても、立ち仕事や運動不足によって腹筋が弱ってくると起こりやすく、肥満の方や前立腺肥大がある場合は咳をしただけでも起こることがあります。(医師)
鼠径ヘルニアは一般的に脱腸と呼ばれ、本来お腹の中にあるはずの腹膜や腸が太ももの付け根(鼠径部)の筋膜の間から皮膚の下に出てくる病気です。外科的手術以外の治療法はなく、放っておくと息苦しい、鋭い痛み、お腹が張るなどの症状が現れ、日常生活に支障が出てきます。(看護師)

症状が進むと命に関わる危険性も

鼠径ヘルニアの治療は外科的手術しか方法がなく、そのまま放置していた場合は腸閉塞などを起こし命に関わる危険性もあるようです。最近は日帰り手術などが可能なこともあるので、早めに治療した方がよいかもしれません。

外鼠径ヘルニア(脱腸)は、おっしゃるように鼠径部の違和感やお腹の張り、立つのが辛い、痛みが生じるなどの症状があります。放置していると脱腸が筋肉で締めつけられて元に戻らなくなり、食べた物が腸を通過せず腸閉塞を起こすこともあります。薬物での治療では改善されず、一般的に手術での治療になりますが、手術といっても日帰りでできるものもあるので病院で医師と相談してください。(医師)
症状が進行すると、飛び出た腸が筋肉で締め付けられて戻らなくなる嵌頓(かんとん)状態となり、腸閉塞を起こして強い腹痛や吐き気のほか、最悪の場合腸が壊死して緊急手術が必要となり、命に関わることもあります。近年の医療は痛みも少なく短期入院や日帰り手術も可能となっているので、積極的に治療した方がよい病気です。(看護師)

鼠径ヘルニアの治療は手術しか方法がなく、放っておくと腸閉塞などを起こしてしまうこともあります。近年は医学の進歩により手術も短時間で済む場合が多いため、一度医師に相談してみてはいかがでしょうか。

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