健康

2016/06/14

気をつけていても、先天的な原因で痛風になることもある?

気をつけていても、先天的な原因で痛風になることもある?

痛風になりたくないという思いから、予防的にプリン体の多い食品を控えているという人もいるかもしれません。食事に気を付けていれば確実に予防できるものでしょうか、それとも心掛けているにも関わらず、先天的な原因で痛風になってしまう可能性もあるのでしょうか。

30代男性からの相談:「先天的な原因で痛風を発症してしまうことはありますか」

職場で痛風の人と仕事をする機会があり、その人から酷いときは歩くことさえ出来ないなど痛風の恐ろしい話を聞いていました。その話を聞いて絶対に痛風になりたくないと思い、食生活を改めてプリン体が多い食べ物と飲み物をなるべく控えて、健康診断の尿酸値には細心の注意を払っています。そこで質問なのですが、このような対策をしても先天的な問題で痛風になってしまうことはあるのでしょうか。(30代・男性)

遺伝的要因と生活習慣、食習慣の積み重ね

痛風の原因として遺伝的な要因はあるものの、特にこの年齢では先天的な原因で痛風が引き起こされることはないようです。生活習慣やプリン体摂取の積み重ねが主な原因となります。

痛風の原因となる3大要因は「遺伝的なもの」「生活習慣」「プリン体の摂取」と言われています。(看護師)
35歳という年齢から先天的なものが原因で痛風になることはありません。それまでの生活習慣が積み重なって、加齢により積もり積もったものが検査結果や症状として現れてきます。(看護師)

バランスの取れた食事と生活を意識することが大切

プリン体だけを強く意識するのではなく、バランスの摂れた食事をすることが大切です。また食事以外にも、禁煙、休息、運動など生活習慣を改善することが、痛風予防にもつながります。

食べ物に気を遣うのはとても素晴らしいと思います。しかし、採血結果ひとつを捉えるのではなく、バランスの摂れた食生活を意識されるのがよいと思います。(看護師)
痛風は動物性たんぱく質の代謝産物であるシュウ酸や尿酸があるので肉類だけでなく魚を摂ることを意識してください。痛風に限らず、各種生活習慣病や病気を予防するためにはバランスの摂れた食事、禁煙、休息、適度な運動習慣が大切です。痛風は運動習慣によっても予防できるので、運動習慣がないようでしたら簡単なウォーキングなどを行いましょう。(看護師)
ビールの多飲は痛風になりやすいと言われますが、実はビールに含まれるプリン体は少量です。プリン体の上限は1日に400mgといわれていて、毎日350mlのビールを10本飲んだとしてもプリン体は170mg程度で、他の食材から130mgのプリン体を摂っても良いということになります。 (看護師)

痛風には遺伝的な要素も関係していますが、食習慣や生活習慣の積み重ねで発症するものであり、先天的なものが原因で発症することはないようです。プリン体を減らすことにだけこだわるのではなく、バランス良く食事を摂り、禁煙、休息、運動など生活習慣の改善に努めましょう。

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