健康

2016/06/14

大腸ポリープ。時間経過で悪性へと変化する?

大腸ポリープ。時間経過で悪性へと変化する?

大腸にポリープができていても、小さいものだと経過観察となることが多いようです。しかしそのまま放置していた場合、ポリープがどんどん成長して悪性のものへと変化することはないのでしょうか。また、切除が必要となる目安はどの程度なのでしょうか。

50代男性からの相談:「経過観察といわれたポリープ。悪性となる可能性は?」

3年前に内視鏡検査を受けた結果、ポリープが7つあるといわれました。まだ小さいので問題はないと思いますが、そのまま放っておくと悪性へと変化する可能性があるから切除した方がよいとのことでした。ポリープが成長して悪性に変化してしまう可能性はどの程度あるのか、またどのくらい大きくなったら切除した方がよいのか教えてください。(50代・男性)

大腸ポリープは大きく分けて2種類

大腸にできたポリープは、癌に移行するものとそうでないものの2つに分かれます。全てがそうとはいえませんが、ポリープの直径が1cmを超えると癌化するリスクが高くなるといわれています。

大腸ポリープはいわゆる大腸にできたイボのようなものですが、大腸癌に移行するものとそうでないものに区別されます。炎症性のものや大腸の粘膜が発達したものであれば癌になる可能性はないようですが、腺腫といって、腫瘍性のポリープですと癌を発症するリスクが高くなります。しかし全ての腺腫が癌になるわけではなく、1cm以上の大きさだと癌になる可能性があるといわれています。(医師)
ポリープには腫瘍性のものとそうでないものがあります。腫瘍性のポリープは腺腫と呼ばれ大部分が良性ですが、成長して大きくなるに従い悪性化するリスクが高くなり、一般的に直径1cmを超える腺腫の半分が癌化しているといわれています。胃にできた腺腫では癌化するものは1%ほどですが、大腸では直径1~2cmのもので25%、2cmを超えるものでは60%にまで達します。(看護師)

一般的に5mm以下のポリープは経過観察

一般的には、ポリープの大きさが5mm以下の場合は経過観察となるようです。しかし5mm以下であっても、特殊なものや癌化が疑われるものに関しては切除の対象となります。

一般的に5mm以下の大きさなら経過観察となりますが、5mm以下でも形がいびつなものなど特殊と思われるものは摘出されます。担当医がいうように小さいうちは問題ないですが、大きくなるようなら注意が必要なので、定期的に検査を受けるようにしてください。(医師)
ポリープは、内視鏡で切除して治療を行います。現在の日本では、癌化の危険性の高いものに絞って摘出が行われます。直径5mm以上のポリープが摘出の対象となっているため、5mm程度の大きさになれば切除した方がよいでしょう。ただし、特殊なタイプで癌化の危険性が高いものは、5mm未満でも摘出されます。(看護師)

今はまだポリープが小さく問題ないようですが、この先大きくなってくると癌化する可能性がないとはいえません。ポリープの状態を把握するため、定期的な検査は必ず受けるようにしましょう。

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