健康

2016/06/14

コレって本当に水虫? 30年も続く足の痒みと皮剥けの正体は?

コレって本当に水虫? 30年も続く足の痒みと皮剥けの正体は?

長年、足の痒みや皮剥けに悩みながらも病院で診てもらったことがない…そんな人も少なくないのでは?今回の相談者もそんな一人です。市販の水虫薬を塗ってはきたものの、すぐに再発してしまうといいます。できれば完治させたい男性ですが、有効な手立てはあるのでしょうか。

60代男性からの相談:「ふやけて剥がれる足指の皮と痒みについて」

足指に汗をかきやすく、常に湿っています。夏より冬が酷く、靴下を脱ぐことがないのが原因かと思います。両足の小指、薬指、中指の間が白くふやけて痒くなり、強く掻くと皮が剥がれ、皮膚が再生するまで赤く爛れた状態です。30代の頃からこの状態で、市販の水虫薬で抑えていますが、少し気をぬくとすぐにふやけてきます。治るものなら治したいです。専門的な治療を受けても塗り薬は続ける必要はありますか。(60代・男性)

まずは皮膚科で診断を。すぐに完治する可能性も

自己判断で市販薬を使ってきたのであれば、まずは病院で診てもらったほうがよいようです。意外とあっけなく治る可能性もあるという声もありました。

水虫のような症状ですが、断言はできません。というのも、水虫と言っても1種類しかないわけではなく、数十種類もあります。水虫の原因となるのは主に白癬菌(はくせんきん)と呼ばれる種類のカビで、この白癬菌の40種類以上が人や動物に感染するとされ、日本には10種類程の感染する白癬菌がいるとされています。特に有名な白癬菌はトリコフィトン・ルブルムとトリコフィトン・メンタグロフィテスで、感染しやすいと聞きます。特に足の水虫は以下の4種類に分類されています。

・趾間型:指の間にできて痒くなる
・小水疱型:足裏や側面に水疱が発生する
・角質増殖型:かかとがひび割れを起こして硬くなる
・爪白癬(つめはくせん):爪が白く変色する

また、水虫によく似た症状が出る汗疱症湿疹があり、これは汗かきの人に見られる皮膚の疾患です。これはカビではなく皮膚炎なので、水虫の薬を塗っても完治はしません。そのため、自己判断で薬を使用せず、皮膚科を受診して、適切な治療を受けてください。場合によっては症状を悪化させることがあり、薬の使用期間がどれくらいかは、医師の判断によります。(医師)
書かれた皮膚の状態だけでは十分に把握することができないので、皮膚科を受診して治療を受けてみてください。自己判断で治療を続けてこられたようですが、受診をしたらあっけなく治ることもあるので受診をお勧めします。原因は蒸れだけでなく、年齢によって皮膚が脆弱になっていることも考えられますし、蒸れによる白癬菌をはじめとした皮膚疾患かもしれません。(看護師)
白癬菌などの感染による皮膚疾患であれば、皮膚のターンオーバーの観点からも1か月程度は治療期間がかかります。現時点では継続した治療がこの先も必要かはわかりかねます。また持病などがあれば、持病によっても治療期間が延長することも考えられます。(看護師)

靴は3足ローテーション。靴下はこまめに履き替えて

足は汗をかきやすいため通気性のよい靴を履き、3足ほどをローテーションで履くのがよいようです。靴下はこまめに履き替えましょう。

足はワキの下と同じように汗腺が集中しています。一日中、靴を履いていると、コップ1杯の汗をかくといわれるほど、蒸れやすい環境にあります。靴はなるべく通気のよいもので、一日履いた靴は丸一日は乾燥させ、できれば3足くらいをローテーションさせてください。靴を乾燥するときには薄めたミョウバン液をスプレーしたり、丸めた新聞紙を詰めておくと、臭い防止にもなります。(医師)
指のついた靴下は皮膚と皮膚の接触を防ぎ、通気がよくなります。足が蒸れたら靴下は取り替えた方がよいでしょう。家の中では素足で過ごし、乾燥を心がけてください。(医師)

水虫と思われる症状でも皮膚炎の可能性もあるので自己判断はせず、まずは病院で診察してもらいましょう。適切な治療によって、あっさり治る可能性もあります。身体の中でも足はワキの下同様、汗をかきやすい部分です。同じ靴を続けて履かないようにし、靴下はこまめに履き替えるよう心がけましょう。

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