健康

2016/06/13

鼠径ヘルニアが邪魔して大腸ポリープの切除不可能!?

鼠径ヘルニアが邪魔して大腸ポリープの切除不可能!?

大腸検査でポリープが見つかった場合、小さいものなら内視鏡で切除することが可能です。しかしポリープ以外に、例えば鼠径ヘルニアなどの疾患がありそれが邪魔で内視鏡が思うように入らない場合、ポリープを切除することはできないのでしょうか。

50代男性からの相談:「鼠径ヘルニアを治療してからでないとポリープ切除は無理?」

3年前の検査でポリープが7個あるといわれて、更に1年前には鼠径ヘルニアになりました。内視鏡でポリープの切除を試みましたが、途中から苦しくて内視鏡が入らず、鼠径ヘルニアが原因だろうということでした。結局2個のポリープを切除してもらいましたが、奥にもまだいくつか残っています。CTで奥のポリープは確認できていますが、鼠径ヘルニアを手術しなければポリープは除去できないのでしょうか。 (50代・男性)

ポリープの種類について

一言にポリープといっても、その全てに切除の必要性があるとは限らないと医師は説明しています。

医師からはどのような説明がありましたか?ポリープといっても、すぐに摘出した方がよいものと経過観察でよいものに分けられ、ポリープの種類や大きさにもよりますが、一般的に5mm以下のものなら経過観察になります。(医師)

内視鏡で無理なら腹腔鏡手術なども

一般的にポリープは内視鏡手術となりますが、場合によっては開腹手術や腹腔鏡手術なども可能なようです。鼠径ヘルニアを先に治療した方がよいのかどうか、担当医とよく相談してみてはいかがでしょうか。

ポリープの摘出は内視鏡によるものがほとんどなので、その場合は鼠径ヘルニアの治療が優先されるでしょう。ポリープが1cm以上のものや悪性が疑われるもの、また内視鏡で摘出できない場合は開腹手術もやむを得ない場合があります。どちらの治療を優先するか、今後の方針については医師とよく相談してください。(医師)
大腸・直腸ポリープの多くは内視鏡で切除可能ですが、大きさや位置や形状によっては内視鏡による切除が危険な場合があります。鼠径ヘルニアがあるとのことですが、内視鏡を用いると飛び出た腸の影響で腸を傷つけてしまう恐れがあります。最悪の場合は、腸管を突き破って腹膜炎となり生命に危険を及ぼすこともあるため、鼠径ヘルニアの治療を行ってからポリープの切除を受けた方がよいでしょう。(看護師)
内視鏡では切除しにくい場所にある場合や大きなポリープの場合は、腹腔鏡手術により切除が可能です。この方法は大きな開腹を伴わず、痛みも少なく小さな傷で済むため、術後の回復が早いことが利点です。(看護師)

すぐに切除する必要がないタイプのポリープなら、まずは鼠径ヘルニアの治療を優先した方がよいのではとアドバイスいただきました。まずは担当医とよく相談した上で、今後の治療方針について決定されるとよいでしょう。

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