健康

2016/06/12

40代の男性。尿漏れや頻尿が多い。前立腺がんが心配。

40代の男性。尿漏れや頻尿が多い。前立腺がんが心配。

がん研究センターの報告では、男性の癌の中で前立腺癌がここ数年トップを占めています。前立腺癌は前立腺肥大症とは別の病気ですが、同時に罹ることもあり尿漏れや頻尿など症状が似ています。専門家に詳しくお聞きしました。

40代の男性からの相談:「頻尿・尿漏れでズホンを汚してしまうことも。前立腺肥大や癌が心配」

5年ほど排尿後の尿漏れが気になります。腹筋にも力を入れ処理していますが、チョロチョロと残尿が漏れだし、20分ほどで新たな尿意を感じることもたまにあります。尿で出来るシミを見られたくないため、薄い素材や濃い色のズボンを履くことが怖く生活にも不安を与えています。また何より前立腺癌や前立腺肥大につながらないか、とても心配です。今の状況で受診の必要性があるでしょうか。(40代・男性)

尿もれは前立腺の病気だけでなく加齢やストレスも関係。医療機関で検査を!

尿漏れの原因にはストレスや筋力低下が関係していることがありますが、一度医療機関で前立腺の病気の有無をチェックしてみてはいかがでしょうか。

男性の尿漏れは生殖器の疾患や膀胱の疾患以外に、ストレスや生活習慣による自律神経の乱れなどが原因の場合となります。頻尿も前立腺肥大や過活動性膀胱炎などの疾患が原因の場合があります。たかが尿漏れと思いがちですが、疾患症状の場合もあります。早めに病院を受診してください。(医師)
男性の尿漏れは、最近では若い方でも経験される症状の一つです。デリケートな問題ですので、誰にも言えず一人で悩まれている方も多いでしょう。一般的に排尿後に尿が漏れてしまうことを「排尿後尿滴下」と言います。中高年の男性に多く見られる症状で、尿を搾り出す力が弱くなり残った尿が排尿後に出てくる状態です。(看護師)
症状が尿漏れだけの場合は、病気の必要はないと言われていますが、何度もトイレに行きたくなる、尿が少しずつしか出ない、残尿感があるなど、他に症状がある場合には前立腺肥大などの病気が隠れている可能性もありますので、病院を受診した方が良いでしょう。(看護師)

1人で悩まないで!筋トレや尿漏れグッズの利用も効果的

尿漏れに悩む方は多く、市販されている尿漏れ対策グッズも充実していますので一時的に利用する方法もあります。

尿漏れに対しては、排尿の後はペニスを絞るようにしっかり尿を出し切ってください。下半身を冷やさないようにし、下着は締め付けないものがいいでしょう。トイレを気にするとストレスになり尿意を催します。あまりトイレを気にしないようにしてください。下着のシミ対策として男性用の尿とりパットを利用してみてください。(医師)
尿漏れ対策としては、排尿時に腹筋に力を入れて絞り出すこと、骨盤底筋(骨盤の中で内臓を支えている筋肉)を鍛える体操をすることで改善できます。骨盤底筋体操は、鼻から5秒間息を吸い込み、倍の時間をかけてゆっくり吐き出し、お腹と背中をくっつけるイメージでお腹に力をいれ引っ込ませます。また入浴時などに仰向けの姿勢で腰を少し浮かせ意識的に肛門を締めます。継続的に行うと効果が期待できます。(看護師)

長引く尿漏れや頻尿の症状はとてもつらいですね。まず専門の医療機関で原因を調べて、しっかりと尿漏れ対策をすることが必要です。早めの受診をおすすめします。

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