健康

2016/06/06

腎臓内に結石を抱えて生活、日ごろ気をつけるべきことは?

腎臓内に結石を抱えて生活、日ごろ気をつけるべきことは?

尿管結石の治療後、7年たって今度は腎臓内に結石が見つかったという男性からの相談です。事態の悪化を防ぐため、普段からどんなことに注意すればよいでしょうか。

40代男性からの相談:「腎臓内に発生している結石について」

10年ほど前に尿管結石の発作が起き、検査後破砕術によって入院・治療を行いました。その後問題なく過ごしていましたが、3年ほど前、出張中に継続的な腹痛に見舞われ、夕方排尿時にゼリー状の血の塊とともに2粒の石が排出され、ウソのように症状が無くなりました。後日の腹部超音波検査で、腎臓内に10ミリほどの石が確認されました。いつ悪さするのかヒヤヒヤしながら生活していますが、普段から気をつけておいた方がよい事はありますか。初回の破砕術の時に行った石の検査結果は、シュウ酸カルシウムでした。ホウレン草などの青菜は摂らないようにしましたが、結局また石ができてしまいました。日常は座り仕事で、運動は月2回のゴルフ程度です。(40代・男性)

意識してアルカリ性食品や適量のカルシウムの摂取を

シュウ酸の摂取には注意しているようですが、高脂肪の食事や暴飲暴食を控え、アルカリ性の食品や適量のカルシウムを積極的に摂取して、石が大きくならないようにすることも大切です。石を小さくする薬もしっかり飲み続けましょう。

尿路結石は食習慣と大きく関係していて肉類などの高脂肪食や糖質、塩分の過剰摂取などが主な原因で起こります。普段から和食を心がけ洋食は控えて暴飲暴食をしないように注意しましょう。また尿が酸性に傾くとシュウ酸カルシウム結晶ができやすいため緑黄色野菜や海藻類、柑橘類などアルカリ性の食品を積極的に摂るようにしましょう。(看護師)
この相談者の場合は大きめの結石が確認されているので、それ以上大きくしないようにすることが重要です。シュウ酸カルシウムはできるだけ控えているようですが、適度に適量のカルシウムを摂取することをお勧めします。カルシウムはシュウ酸カルシウムを抑制する働きがあります。一番のお勧めは石を小さくするための薬を飲み続けることです。(看護師)

1日2リットルの水分をとり、半年に1度は検査も

水分補給にはシュウ酸を含まないものを選んで、1日2リットル程度補給するようにしましょう。再発を防ぐため、半年ごとに検査を受けるのがおすすめです。

水分摂取を心がけ1日2リットル程度の水分を摂るようにして下さい。水や番茶、麦茶、ほうじ茶などを多く飲み、反対にコーヒーや紅茶、煎茶にはシュウ酸が多く含まれているのでできるだけ避けるようにして下さい。適度な運動や十分な睡眠も重要ですが、再発しやすい病気の為、半年に1回は検査を受けて再発防止に努めて下さい。(看護師)

腎臓内の結石をこれ以上大きくしないために、シュウ酸の摂取を控えるだけでなく、アルカリ性の食品や適量のカルシウムを積極的に摂取しましょう。十分に水分を摂るよう努め、石を小さくする薬や定期的な検査など必要な医療処置をきちんと受けましょう。

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