健康

2016/06/02

40代…息苦しさ、肺の違和感の原因は何ですか?

40代…息苦しさ、肺の違和感の原因は何ですか?

年齢とともに体力の衰えを感じるのは誰でも同じで、程度の差はあっても仕方のないことです。相談者はタバコも吸わず、健康に注意してはいるものの、少しの運動で息苦しくなったり、肺に違和感を覚えたりすることに不安を感じているようです。

40代男性からの質問:「タバコを吸っていなくても肺がんになる可能性は」

35歳を過ぎたあたりから走ったりすると息苦しくなる事が多くなりました。最初は加齢による体の衰えだと気軽に考えていましたが、最近になって少し違うのではないかと感じるようになりました。息苦しくなる他に、肺が染みて少し違和感を覚えるようにもなってきました。そのため肺がんや肺炎など大きな病気を疑ってしまう事もあります。肺がんの原因となるタバコは吸っていませんが、それでも肺がんになってしまう可能性はあるのでしょうか。(40代 男性)

考えられるのは加齢や運動不足です

若い頃はなんでもなかったことが、年齢が上がるにつれ身体への負担が増しているような気がするとのこと。食生活に気を配り、定期的な運動を心掛けている人でも避けられない現実かもしれません。おそらく相談者の感じている運動時の息苦しさもその一環と考えられます。

年齢が年齢ですので、一番考えらえるのは呼吸機能が低下しているということです。つまり運動不足によるものです。呼吸は肺だけで行っているものではありません。呼吸には胸郭と言って肋骨やそれを取り巻く筋肉が運動をします。それらは肺が広がるように呼吸のたびに開いたり閉じたりしています。横隔膜という大きな筋肉も広がったり縮んだりします。走る距離や時間、走るときの負荷にもよりますが、普段使わない筋肉を急激に動かせば息苦しさがでます。(看護師)
単に運動不足かもしれませんし、おっしゃるように年齢によるものかもしれません。他の肺疾患の場合もあります。気になるようでしたら、検診を受けるか病院を受診してください。(医師)

肺がんの原因はタバコだけではありません

昨今肺がんの中でも、喫煙が主な原因とされている扁平上皮がんより、喫煙とは関係の薄い肺腺がんの発症率が増えているとのこと。健康のためにタバコは吸わない方がいいに越したことはありませんが、必ずしもタバコを吸わなければがんにならないわけではないことは覚えておきましょう。

メインとなる質問に対する回答ですが、煙草を吸っていなくても肺がんになる可能性はあります。受動喫煙もありますが、もし受動喫煙をしていなかったとしても肺がんになる可能性はあります。(看護師)
タバコは肺がん発症のリスクを高める要因ですが、タバコを吸っているからといって、必ず肺がんになるわけではありませんし、タバコを吸わないから肺がんにならないというわけではありません。肺がんには、タバコの影響を受ける扁平上皮がんと、さほど影響を受けない肺腺がんがあり、最近は肺腺がんの方が発症率は増えているようです。肺がんの原因には、タバコ以外に受動喫煙、アスベスト、排気ガスなどの大気汚染などもあります。(医師)

自分の健康は自分で守りましょう

身体に覚える違和感を年齢のせいにせず、もしかして病気が隠れているのでは?と疑うことは大切です。特に早期発見が何より重要ながんは、検診で見つける以外は自分で気付くしか方法がありません。根拠なく大丈夫だろうと放っておかず、気になることがあれば早めに受診しましょう。

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