体臭

2016/06/02

ワキが臭うとワキの下に白い点が…これは何?

ワキが臭うとワキの下に白い点が…これは何?

暑い季節が近づくと気になるのがワキの臭い。今回は20代の男性からの相談です。ワキが臭いとともに、ワキに白い点々が付着するといいます。白い点とはいったい何なのでしょうか。臭いとなにか関係があるのでしょうか。

20代男性からの相談:「ワキの臭いとワキ毛についている白い点」

ワキから玉ねぎのような臭いがし、ワキ毛には白い点のようなものが多数付着します。ワキ毛を抜いたり剃ったりすると臭いは弱まるものの、しばらくするとまた臭うようになり、白い点もまた付着します。白い点の原因は何なのでしょうか。ワキの臭いと関係がありますか。臭いを防ぐ方法も教えてください。(20代・男性)

白い点は老廃物や脂肪。皮膚トラブルの原因に

白い点々の正体は毛穴に詰まった老廃物です。汗とともに出たタンパク質や脂肪を菌が分解したもので、皮膚トラブルの原因にもなるようです。

ワキの下は汗腺が集中しているため、汗や皮脂の分泌が多く、毛穴に皮脂や老廃物が溜まり、皮膚トラブルを起こしやすくなります。ワキの下の白いぶつぶつは、毛穴に溜まった皮脂や埋没毛、カミソリによる皮膚炎が原因と思われます。(医師)
身体には皮脂汗腺、エクリン汗腺、アポクリン汗腺があります。エクリン腺は体温調節に作用して、水分や塩分が主なため、臭いの原因とはなりません。反対にアポクリン腺はワキの下などに分布して、細菌分解などで臭いの原因となります。(看護師)
アポクリン腺からは脂質やタンパク質、糖質、アンモニアなどが分泌され、細菌が付着しやすい状態となります。白い点はアポクリン腺から汗ととともに出たタンパク質や脂肪で、細菌の分解によってできたものです。(看護師)

汗はこまめに拭いて清潔に。ワキをゴシゴシ洗うと逆効果

汗をこまめに拭くなど肌を清潔に保ち、菌を増殖させないようにしましょう。ワキを洗うときに強く擦ると、かえって臭いが強くなることがあります。

ワキ臭の原因菌にはアルカリ性の環境を好む黄色ブドウ球菌や、コリネバクテリウムが関係しています。また、皮膚には弱酸性の環境を好む常在菌の表皮ブドウ球菌が存在します。ワキの臭いを抑えるには、原因となる菌が好む環境を作らないことです。ワキの下の毛を剃って通気性をよくしたり、殺菌効果のある汗拭きシートなどでこまめにワキを拭くとよいでしょう。(看護師)
ワキの下を洗うときはゴシゴシ擦らずに泡で包むように優しく洗い、洗ったあとも保湿を心がけましょう。ぶつぶつがあるときはワキ毛処理をせず、清潔にして様子をみた方がよいでしょう。(医師)
入浴時はワキの下を強く洗わないようにしましょう。擦りすぎは皮膚にいる常在菌まで流してしまい、臭いの原因の悪い菌が優位になることがあります。(看護師)
ワキ毛を処理する際、温かいタオルで毛穴を開かせてから抜きましょう。カミソリの使用時も、毛穴を開かせてから、シェービングローションやクリームなどでカミソリの摩擦を少なくしてください。処理したあとはローションやクリームで保湿しましょう。(医師)

ワキの白い点々は毛穴に詰まった老廃物で、皮膚トラブルの原因にもなるようです。汗をかいたらすぐに拭き取るなど清潔を心がけましょう。ワキを洗うときは、ゴシゴシ擦ると常在菌まで落ちてしまい、臭いの元となる菌が繁殖してしまいます。やさしく洗うようにしましょう。

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