健康

2016/06/01

尿管結石がなかなか割れない…衝撃波を強くできないか?

尿管結石がなかなか割れない…衝撃波を強くできないか?

結石破砕のため通院しているものの、石がなかなか割れず通院が長引いているという相談が寄せられました。破砕のための衝撃波を強くして手っ取り早く割ることはできないのでしょうか。

40代男性からの相談:「結石が取れない」

私の上司は約1年半前に尿管結石を発症し2週間に1度、結石破砕のため通院しています。尿管の方は大きくなり尿管が閉鎖されたためステントを尿管に入れる手術をして、現在は左腎結石という状態ですが、何度破砕しても石が割れないようです。普通に仕事は出来ていますが、通院が長引いているので心配です。石を割る強度を強くして割ることは出来ないのでしょうか。また、強度を強くすることで他の臓器に問題があるのでしょうか。(40代・男性)

医師とともにさまざまな要因を考慮しての通院療法

入院して徹底的に治療をするか、仕事に支障のないよう通院療法を選ぶかは、患者本人の希望や病状に応じ、医師とともに検討した結果決定されます。

尿管結石に行われる治療方法としては、体外衝撃波砕石術(ESWL)と呼ばれるものを行っているようですね。こちらは結石のサイズによって行うか決まり、上司の方はなかなか砕けないくらい大きいようですね。治療方法や上司の方の希望、医師の考え方など様々なことが関係して通院されているのでしょうからあまり心配しなくてもいいように思います。外来通院をしながら日常生活に支障をきたさないのがESWLの利点でもあります。(看護師)
集中的に治療を望むのであれば、入院して治療を受けていると思います。おそらく仕事のことがあり、治療入院しづらい状況があるのはないでしょうか。(看護師)

衝撃波を強くすることには安全面でのリスクが

石を割る際には痛みや皮下出血、石のかけらが尿管を傷つけるなどのリスクがあり、衝撃波を強くして割ればよいというものではないようです。

対外衝撃波結石破砕術では痛みを伴ったり、副作用で皮下出血が起こる副作用や症状があります。通常衝撃波が強ければ強いほど痛みを生じやすく、副作用も出現しやすいのです。(看護師)
衝撃波で割るものですから、強くして割れば良いということではありません。割れたかけらで尿管を傷つけるリスクがあります。もちろん体外から衝撃波を当てるので鈍い痛みもあります。 (看護師)
もし本人が望んでいたとしても、安全面から強い衝撃波まで上げられないことがあります。通院でしか治療をされていないので、弱めの衝撃波で少しずつ破砕していると考えられます。 (看護師)

通院療法という選択は、患者本人の病状や希望に合わせて医師とともに出した結論であり、長引いているとしても周囲が心配する必要はあまりないようです。また治療時には痛みや内出血、尿管を傷つけるリスクなどもあり、衝撃波を強くして割ればよいというものではありません。

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