健康

2016/05/27

40代。ストレス、アルコール、胃の違和感…

40代。ストレス、アルコール、胃の違和感…

お酒は美味しく適量を、とは昔からよく提唱されていることですが、ついつい飲み過ぎてしまい、そのせいでなんだか体調が悪いと感じている人も多いのではないでしょうか。楽しいお酒ならまだしも、ストレスを紛らわすための多飲は体にも相当負担がかかっているはずです。

40代男性からの相談:「ストレスとアルコールと胃腸の関係について」

最近ストレスを感じ、ウイスキーを多飲してしまいました。一日だけでなく、連日にわたって飲んでしまいました。多い時で2日間でウイスキー700mlを2本飲み、飲み方はロックで飲みました。連日のアルコール多飲が原因なのか、最近、左脇腹のあたりに違和感があります。普通に食事は摂れていますが、胃がひきつる様な感じがします。よくストレスを感じて、お酒を摂取した際に胃に負担がかかると言われますが、私もそのようになってしまったのでしょうか?(40代 男性)

自分のアルコール許容量を知ろう

お酒を適量飲むことはリラックス効果をもたらし社交にも役立ちますが、気持ちよく飲める量は人によって決まっています。自分のだいたいの目安を知り、くれぐれも無理しないようにしたいですね。

飲む量もですが度数も大切で、一般的に適量と言われるアルコール量は、ウイスキーでしたら、水割りのダブル(度数40%)で1杯(60ml)程度です。年齢や体質によって個人差がありますが、飲んだアルコールは約20%が胃で、80%が小腸で吸収され、全身を巡って肝臓で分解されます。ですから、自身の許容量を超えた飲み方をすると、肝臓だけでなく、各内臓に負担をかけることになります。(医師)

相談者の場合はストレスを感じてお酒をたくさん飲んだということですから、胃が弱ったところにアルコールの刺激を加えてしまったことになります。胃の違和感はそのせいで起こっていると考えられます。

症状の原因として最も可能性が高いのが二つ考えられます。一つはアルコールによるもの、二つめはストレスによるものです。アルコール濃度が高いと胃の粘膜にダメージを当てて胃炎になりやすくなります。あなたの場合はその両方が原因だと思います。特に胃炎になった状態でアルコールを摂取すると、すぐに胃痛や吐き気を催します。今はアルコールを控えないとその胃痛も改善しないでしょう。(看護師)
強いストレスがかかるとたった数時間でも胃炎や胃潰瘍を作ってしまいます。もちろん長時間かかって胃炎などになることもあります。そのような状態をストレス性胃炎といいます。胃がキューッとなるような痛みがあり、吐き気もしてきます。(看護師)

悪い循環を断ち切る努力を

日々ストレスを感じついついお酒に手が伸びる…気持ちは幾分紛れるかもしれません。しかし、それも行き過ぎるといつもお酒のことばかり考えてしまうようになり、最悪アルコール依存症に陥る可能性もあるのです。飲み方を工夫したり、運動や趣味の時間を充実させストレス発散するなど、アルコールとの上手な付き合い方を心掛けましょう。

お酒を楽しんで飲むことは良いですが、お酒ではストレスは解消されませんし、習慣性が強いので、さらに飲む量が増えていきます。飲みすぎて後悔することが多いのではないでしょうか?体調が悪いと感じるのでしたら、禁酒とまではいかなくても、飲む量を減らしてください。同じ量でも、少しずつゆっくり飲むと、体への負担を少し減らすことができます。飲む時はおつまみも一緒に食べること、事前に乳製品を摂っておくと、アルコールの吸収が遅くなると言われています。また、ストレスは胃に負担をかけ、胃潰瘍などの原因にもなりますから、ストレスは運動や趣味などで解消させてください。(医師)

お酒には常習性があります。知らず知らずのうちに飲む量が増え、体を蝕んでいく可能性があります。ストレスフリーではいられない現代ですが、安易にお酒に頼るのではなく、うまくストレス解消する方法を見つけることが自身の健康のために大切だといえるでしょう。

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