健康

2016/05/26

手荒れは食事で改善可能? 気になるカサカサ手を治すには?

手荒れは食事で改善可能? 気になるカサカサ手を治すには?

職業柄手を酷使するため手荒れがひどく長年悩まされているという相談者。ハンドクリームも業務に支障を来すということで日中は使用できず、荒れはひどくなる一方…なんとか改善する方法はないものでしょうか。

30代男性からの相談:「手荒れを治す薬は何があるでしょうか。」

20歳の頃から現場で工具を握る仕事を続けていました。手を怪我して傷が付くのは日常茶飯事で、怪我と治癒を繰り返すうちに次第に手の皮が厚くなってきました。また、グリスやホコリなどで手が真っ黒になるため、石鹸や洗剤で何度も手洗いをしていました。すると次第に皮が厚かった部分がパリパリになり、シワに沿って割れるようになってきました。気になって触るほどに深くなり、一時的に治ったように感じても表面に跡が残ります。次もそこから割れるという感じです。仕事内容は変わりましたが、最近は手の甲全体が粉を吹いたように白くなり、油断すると細かな割れが沢山できて赤くなってしまいます。ハンドクリームは仕事上なかなか常用できないので、食生活などで改善はできないのでしょうか?(30代 男性)

食事で改善は難しい…でも

専門家は、食べ物で身体全体の肌質改善はできても、日々酷使し荒れてしまった手への効果は期待できないと考えます。ただ、肌のターンオーバーを助ける食品を多く摂ることは身体にとってマイナスではありません。肌荒れや乾燥肌によいとされる食べ物としてはビタミン、タンパク質、亜鉛、鉄分、ヒアルロン酸などの成分なので意識して摂取するようにしましょう。

手の傷や手荒れは、食生活ではなかなか改善しにくいでしょう。あえて気をつけるなら、肌のターンオーバーを促す、肌荒れや乾燥肌によいとされる食べ物を摂取しましょう。例としては、ビタミンB2を含むアーモンド、卵類、牛乳や 、ビタミンB6を豊富に含む緑黄色野菜、魚類が挙げられます。同時にビタミンCを摂るとコラーゲンの生成を促すので効果的でしょう。また、動物軟骨やフカヒレなどに含まれるヒアルロン酸は保湿を助けてくれるので積極的に摂りましょう。新陳代謝を上げる亜鉛も摂ることをおすすめします。亜鉛は牡蠣、ホタテ、卵、納豆に多く含まれ、不足しがちなミネラルのために意識して取るようにしましょう。逆にお菓子やジャンクフードなどの糖分や脂肪分が多い食べ物やコーヒー、紅茶などのカフェインは皮脂の分泌を促し肌荒れの原因となるので控えるようにしてください。また、シワにはタンパク質、鉄分、ビタミンCが良いとされていますので、大豆や青魚、柑橘類を摂ると良いでしょう。(医師)

細かな手荒れ対策が効果を発揮します

恐らく相談者さんは、仕事中は手のケアを一切していないのではないでしょうか。そのことが手荒れをより深刻なものにしていると専門家は考えているようです。短時間でもハンドクリームをつける、手袋を使用する、手洗いの後は水分をよく拭き取るなど、仕事中でもできる範囲のケアを徹底して行うことが大切です。

手荒れはこまめにケアしないと改善できません。仕事をする時は手袋を使用し、手を洗ったあとは、少しの時間でも、ハンドクリームをつけてください。手を洗った後に、水分が残っていると、さらに乾燥しやすくなりますから、しっかり拭きとるようにしてください。マニキュアのように、乾くとテープのようになる薬がありますから、ひび割れの部分に塗って、傷を保護してください。(医師)

終業後は手荒れ改善のチャンス。しっかりしたケアを

日中に十分なケアができないのであれば、終業後や就寝中に取り戻すしかありません。保湿力は高いけれどベタつきが気になるハンドクリームも、寝る前に使用すれば問題ないでしょう。

仕事が終わった後もしっかり手洗いをして、水分をよく拭きとってから、ハンドクリームを多めに塗り、寝る時は、手荒れ専用の手袋を使用するといいでしょう。ハンドクリームはワセリンや馬油など、保湿性の高いものがいいでしょう。また、保湿クリームを塗ったあとボディーローションでコーティングしてあげると保湿力が上がります。なるべく手への負担を減らし、こまめにケアするようにしてください。(医師)

手を酷使する仕事にキズや荒れは付き物です。しかし、ケアが十分でないと仕事そのものに影響が出るかもしれません。手も工具と同じ大事な商売道具と考え、しっかりこまめにお手入れしてあげましょう。

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