健康

2016/05/21

いびきの原因が蓄膿症の場合、どうしたらいい?

いびきの原因が蓄膿症の場合、どうしたらいい?

いびきでお困り方の中には、蓄膿症の持病をお持ちの方もいらっしゃいます。蓄膿症は慢性的に鼻腔粘膜が腫れ、鼻水や鼻づまりがつづく病気です。いびきと蓄膿症の関係性と治療方法について専門家の方々にお聞きしました。

30代男性からの相談:「いびきは持病の蓄膿症が原因かも。まずどんな治療から始めるべき?」

家族から毎日いびきがうるさいと苦情を言われています。自分ではまったく自覚がないのですが、どうやら持病の蓄膿症が関係しているかもしれない気がしています。もともと鼻水や鼻づまり、口臭もひどく、蓄膿症の疑いがあると診断された事があります。いびきと蓄膿症もしくは鼻炎関係の疾患との関係はあるのでしょうか?あるとすれば、まず蓄膿症の治療から始めた方が良いでしょうか?ちなみに体型はやせ形です。(30代・男性)

蓄膿症はいびきの原因のひとつ?怖い合併症も

蓄膿症はいびきと深い関係があります。しかし、原因が分かっているからといっていびきを放置してしまうと、いろいろな合併症が起きる恐れがあります。

蓄膿症のために鼻が詰まり、口呼吸になるといびきをかきやすくなり、睡眠時無呼吸症候群(SAS)を起こしやすくなります。SASの原因は肥満、顎の骨格が小さい、口呼吸、枕の高さがあわない、気道を塞いだ状態で寝ている、舌根沈下などがあります。SASになると睡眠が浅くなり、集中力の低下や突然の睡魔に襲われ交通事故を起こしたりします。不整脈や虚血性心疾患、脳血管障害などの合併症や突然死のリスクもあります。(看護師)
蓄膿症といびきは深い関係があります。蓄膿症は鼻の粘膜が腫れて副鼻腔と鼻粘膜の繋がる通路がふさがり、炎症を起こした部分に膿が溜まります。また鼻の粘膜が狭くなった状態なのでいびきの原因にもなります。蓄膿症の症状としては、鼻づまりや粘度の高い鼻水、頭痛、口臭も症状のひとつになります。蓄膿症は鼻が詰まり鼻からの呼吸が難しくなり口呼吸が多くなります。口呼吸により口が乾くことが口臭の原因になります。(医師)

まずは、いびきの原因である蓄膿症の治療から始める!

蓄膿症がいびきの原因になっていることが明らかな場合は、まず蓄膿症の治療を行うことでいびきを解消できるかもしれません。まずは、蓄膿症の治療について専門医に相談してみましょう。

蓄膿症は軽症の場合、市販薬で対応したり、鼻うがいで症状を軽減することは可能ですが、根本的な治療にはなりません。蓄膿症の治療は通常、マクロライド系の抗生物質で数か月内服治療や、霧状の薬剤を鼻や口から吸引するネブライザー療法や鼻の洗浄を行います。重症になると内視鏡による手術療法が必要になることがあります。一度、耳鼻科を受診して蓄膿症の治療をするのもいびきを軽減させるのもひとつの方法です。(看護師)
蓄膿症の疑いがあれば、まずは治療してください。鼻が詰まる時は温かいものを飲んだり食べたり、鼻を温めたり、蒸気を鼻から吸い込むと通りがよくなります。(医師)

蓄膿症はいびきの原因のひとつです。蓄膿症は慢性の病気ですので、これを治さない限り、いびきもなかなか解消しないということですね。ぜひ、耳鼻科を受診して、蓄膿症の治療から始めてみましょう。

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